娘との出会い。

娘との出会いは、衝撃的。
なんていったって、出てきてすぐに私の胸でウンチ(胎便)をだしたんだから(笑)
しかも、くしゃみとともに…。

だけど、出会いまでは長かった!!

なんと、分娩時間は60時間(笑)
そこの病院の分娩時間を更新!
あっぱれ!

陣痛の始まりは、日付けが変わって予定日当日。
最初は楽勝で、寝る。

2時間後の午前2時。
間隔は、10分!

そろそろか…と、病院へ。

3センチ開き始めたとの事で
そのまま分娩入院。

初産だから、13~15時間後だね!

と、助産師に言われ…付き添いの旦那は一時帰宅し
私一人、娘との出会いをのんびり待ち構える。

が、その昼になっても3センチ。
夜になっても3センチ。

そのうち破水して、点滴しながら耐える耐える(笑)

生まれるハズじゃないの?

聞こえてくる分娩中のママの声。
ビビりまくり。

だけど、まだまだ。

夜中、先生の内診でようやく5センチ。いやいや、まだまだ(笑)

痛いなんてもんじゃないね!

陣痛は普通にきて時間も短くなってるのにひらかないのよ…出口。

泣き叫ぶ私に、旦那が先生に直談判。帝王切開にしてください!

もちろん、NO。

既に35時間越えてるから、普通なら何らかの処置するらしいのだが.私もお腹の娘も元気。
看護師の姉は電話でキレて息を荒げてたな。

明け方、ようやく筋肉を柔らかくする注射。
早くしてよ、やれたんならさ…。
そこから2分、記憶無し。

目覚めた時には点滴外して、壁を蹴っていた私。

運よく先生が外来前に再度内診。

注射の成果は8センチ。

まだだな、またと一言。

助産師さんが念のため…なんていいながらまたまた内診。

踏ん張って!

いやぃ~!!
陣痛の痛みと共に渾身の力を入れてみる。

開きました!!と助産師さん。

そこから、あれよあれよでようやく分娩台へ。

そしたら、一言。

頭、見えてる!!
準備して!

あまりのドタドタぶりについていけない。

立会希望の私。
いい加減、仕事に行った旦那を呼び戻す。

到着は、1時間間半後。

まさかと思ったけど、助産師さんは待つとのこと。いや、待たせると判断。
いやいや、頭みえてんのにさ。

でもね、娘がパパを待ったんだね。

待ち時間はウソのように陣痛はなくなり、助産師さんや実母と談笑。

そして、パパ到着。

私の頑張り再度、スタート。

あっさり、頭が。

…いやいや、でかすぎた娘はそこから進めず、また一踏ん張り。
普通は頭が出たらスルスルらしい(笑)

で、ようやく出会い。

ここから、グロイよ。

子宮やら産道が切れていてピューピュー血が吹き出す吹き出す!

さすがにパパはこの先、私がいなくなる事を覚悟したみたい。

そんな心配すらわからず、私はジュース飲んで一息。まさに仕事終わりのビールを飲むようなかんじで。

2リットル超えのの出血のおかげで母乳は出なかった。

だけど、60時間越えの分娩時間は私の誇り。

だからね、今も頑張れる気がする。
娘からの最初のプレゼントもいつか必ず、本人に話す。

そんなこんなで…
娘は6歳。
来年は小学生。







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