【Part 4】「とりあえず、統合失調症患者になった自分が語る、26歳の人生。」~大学3年生編~
「くわばらを劇に出したい」
と、熱く語ってくれた。
ミラッキさんにこの事を話すと、
ミラッキさん
「一度、こっちに電話相談してから、彼女に電話した方がよかったね」
と、言われた。
実家から、東京の部屋に戻り、いよいよ稽古場。
最近、仕事先で出会った言葉だが、
「PNP」、ポジティブ(P)、ネガティブ(N)、ポジティブ(P)。と、演出をしなければいけない。
演出家が必要な要素だと、勝手に思っているのだが、役者が演技をしたら、「ポジティブ」。良い点をあげて、「ネガティブ」、でも、こうしたらいいかもね。「ポジティブ」、でも、大きな声が出てよかったよ。
と、言う風に演劇は作り上げられるのではないか。と、演出を中学生以来やっていないので、分からないが、何となく、そう感じている。
一方彼女は、そんな事は、言わない。言わないのでない。言えないのである。言わないと言う遠慮というのが嫌だった。
記憶にないが、その場にいたたまれなくなって、部室に戻った。たぶん、ブチギレたんだと思う。
部室に戻ると、バーベキューをしていた。
「どうした?」
と言うと、
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