それは「心に風邪を引いた」ことから始まった⑦

1ヶ月後…

電話占いが私の心の支えとなったのはいうまでもない。

当時、そこそこ給料も良かったので、お金を持っていたこともあり

淋しさを紛らすために、頻繁に電話をかけたものだ。

女性誌の巻末には、今や所狭しと広告が並んでいるが

当時はせいぜい4社くらいしかなかった。

お気に入りの先生が出来ると、更に拍車がかかった。

連絡が取れなくなった彼のこと、自分の未来……

とにかく不安に思っていることを共有してくれる相手が欲しかったんだと思う。


占いとしての未来展望やアドバイスはどうでもよかった気がする。

当たるとか当たらないとかではなかった。

もちろん慰めも励ましもいらなかった。


仲の良い同僚はもういなくなっていたし、

高校、大学の時の親友たちはそれぞれ家庭を持ち、育児に忙しい時だった。


「私の不安や愚痴を聞いてもらうのは申し訳ない」という気持ちもあったし

自分の状況を最初から説明するのか面倒だったというのもあったのかもしれない。

話すことで心配させるのも嫌だった。


埋められなかった淋しさを埋めるために、私は電話占いに依存していったのだ。

つづく。


心の風邪予防に

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