聴覚障害の両親から学んだこと

僕の両親は2人とも聴覚障害を持っていて、

僕はその両親の元で生まれ育ちました。


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小さい頃は親が音のない世界で生きていることなんて、

別になんとも思ってなかったし、

それが普通なんだと何も意識すらしていなかった。


僕は音が聞こえて、親は音が聞こえない。

ただ、それだけなんだと。



実は僕は手話ができなくて、

基本は口の動きと手話もどきのジェスチャーと書記で

両親とコミュニケーションを図っています。

今も同じスタイルです。


でも、だんだんと物心がついた頃から

周りと自分が違う境遇にいることを感じるようになって、

自然と周りも"そういう目"で見ているわけなので、

徐々に違和感を感じるようになったのです。



気が付けば自分は"普通じゃないんだ"って事を感じるようになって

だんだんと他人に対して劣等感を感じるようになって、

自分を表現することができなくなったのです。


それと同時に両親に対しても

自分の劣等感や溜まったストレスを

憎しみや怒りに変えてをぶつけるようになります。



まあ、子供ですから(と言い訳するのも嫌ですが・・)

感受性豊かですし、感じる事はあったと思いますが、

今思えば『不幸な自分』を演じてただけだったなと分かります。


自分で勝手に問題を作り上げて、

他人の目を気にして、勝手に自信をなくして、

ストレスをためて、その矛先を両親に向ける。


客観的に見れば、人間って(僕ですが)自分勝手だし、

自分の都合の良いように世界を作っているなと感じます。




もしかしたら両親は両親で

自分は音が聴こえない、子供は音が聴こえるということに

何かしら思うことや感じることはあったかもしれません。


まあ人間なので、誰もが他人や社会と関わって生きていく中で

色んな違いや新しいものを見るたびに

自分の価値観や考えが刺激されるわけで、

影響されてしまうことは当たり前なんです。



あのときの自分は最低だったとか、

もっとああしておけばって考えても過去に遡る事なんて出来ませんから、

別にそれはそれで終わったことでいいんです。


別に今の両親の元に生まれた意味なんて、

ぶっちゃけ無いと思いますし、

たまたま僕がそうだっただけの話です。


以前は何で自分がこの環境で生まれたんだろうとか、

この両親の元で生まれたことには何か意味があるんだろうかとか、

色々と考えたり、過去世を診てもらったりしたこともありました。


まあ、別にその意味を知ったところで

何か変わるわけでもなくて、

僕にとっては意味なんてどうでも良かったんです。


過去に起きたことも今起きていることも

何の意味もなくて全部自分が意味を持たせているだけ。


事実としてその両親の元へたまたま僕が生まれただけで、

生まれたんだからその環境で自分がどう生きていくのか。


ただそれだけで良かったんです。




僕としては色々あったけども、

あのときの経験があったから今の自分があるわけで、

そのときに培った考え方や価値観っていうのは、

誰にも真似できないし、僕だけにしかないものです。


僕だからこそ伝えられるメッセージや想いがあるように、

誰だって生き方は異なっても同じように"違う"ものは持っている。




僕は過去のエピソード、物語の中に

その人だけの『価値』が必ずあると思っています。


どんな環境にいようが、

そこから得られるもの、学べるものってなんでもあって、

それって実は"自分しか手に入れられない"ってことなんです。


あの人はあの人だから得られるものがあるし、

自分には自分にしか得られないものがある。


あの環境だから良いとか

あの人だからっていうのは無いものねだりで、


一人一人が違う人間で、違う環境で、

違う考え方で、違う経験なのだから


そもそも優劣なんてものはないのです。


自分が勝手に差を意識して

自分に足りないものばかりに焦点が当たっているだけ。



白、黒、赤、青、黄、緑って色がそれぞれあるように、

それぞれに違いや特徴があって

一つ一つがもう完璧な状態で既にあるのと同じこと。


他人や外ばかりに目を向けてばかりではなくて、

自分の中にあるものに目を向けることを意識すれば


自分が望んでいるもの、感じていること、

自分にしかないものに気付けてくるのですが・・・


でも、それが正直いつ、どのタイミングに

っていうのは分かりません(笑)


それは僕や他人がどうこうすることは出来ないし、

僕がこうやって文章を通してキッカケは与えられても

最終的には本人が自分で気付くことだから。


なので、今悩んでいる方はとことん悩んで、

もがきながら、前に進みましょう(笑)


ただ、別に今それが分からなくてもいいと思ってますし、

いつかそこに気付くことが出来れば

今もがいている事だって意味があったことに変わるんです。


意味なんてそもそもないのですから、

自分勝手に意味を付けたくなれば付ければいいのです。

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