「批判」を恐れないこと

ドラッカー曰く、「自由とは解放ではない。責任である。(略)自らの行為、および社会の行為について自ら意思決定を行うことである。そしてそれは、意思決定に責任を負うことである。」ここにドラッカーの根本があり、ドラッカーのマネジメント本質があります。
この言葉を読んで、ふと受験浪人時代のことを思い出しました。高校は、いわゆる偏差値ランクで言えば底辺校ですが、伝統ある高校で、「自由」が校風のすばらしい高校です。
僕は、河合塾を選んだのですが、友人の兄が通っていて話しを聞いて選んだのがきっかけでした。そのとき何人かの名物講師のことも聞き、その中の一人でもある「小論文」にものすごい講師がいると聞いて、出会ったのが、小松美彦さんででした。この講義は、本当に刺激的でした。今でもファンはいると思います。その講義でもドラッカーと同じ「自由」についての考察があったんです。本当に「考える」というきっかけがたくさんありました。ちなみに僕が、哲学や社会問題に積極的に興味をもちだしたのは、ここからです。ちなみに暗黒舞踏を知ったのもここです。もちろんそれまで、もやもやとしたものはありましたが、それを表に出せないでいたのでしょう。そして、無事受験を勝ち取り・・・、いざ大学で何をしようというときに、あるサークルを選び、共同幻想の怖さを実感したというオチになるのですが・・・。
さてここで、テーマになっている「批判」に立ち帰ります。「選ぶ」ためには、「情報」や「知識」が必要です。
そこに「経験」という人もいると思いますが、それが選択には邪魔になり、真の選択を阻害することにもつながります。しかし経験を積み重ねることは、自信につながり、そこに感動や出会いなどの情報や知識では得られないものをもたらします。しかし一人一人の経験できることは限られてきますね。でも、ある経験から別の経験を生み出すこともできます。ちょっとこれは別の機会に。
では、自由のための「選択」には、何が必要なのでしょか?「批判」する行為です。つまり客観的にみることにより、一度俯瞰的な目をもつことが重要となります。
何かを選ぶとき、一つの指標や情報、偏った知識でしか見ていないのではないでしょうか?そして批判はいけないと刷り込まれていませんか?
その批判ができる土壌をつくる教育、そして環境こそ、本当の意味で「自由」でオープンな学びとイノベーションが生まれる空間だと思うのです。

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