必ず後悔できる、行ってはならない居酒屋の見分け方
「もう二度と来ねーよ(怒)」なんて吐き捨てたくなるような居酒屋、時々ありますよね。そんな居酒屋には結構共通するサインがあるので教えておきます。
大人の娯楽代表とも言える飲み屋での楽しい食事とお酒と会話。
それを台無しにしてくれるどうしようもない店になんか行きたくありませんよね?
今回はそんな思いをしないで済む、裏側を熟知した男からのリスク回避法を書いてみました。
・・・とは言っても土地柄で事情は違うと思うので、ここで挙げる話は「東京の繁華街」でのことだと思って読んで下さいね。
そしてここで挙げる話は「ハナから顧客満足なんかは頭にない、客とケンカになっても金さえ取れればいい」って、客を騙くらかすことを前提に考えているクソみたいな居酒屋のことです。
ちなみにどうやってぼったくられるかと言うと、
・お通し、席料、チャージなどがやたらと重ねられる。
・週末料金、深夜料金、サービス料も説明なしに加算される。
・「一人X品注文が必須」とか言われて、雑で割高な料理を頼まされる。
・注文数がデタラメに加算される。
といった感じで、想定していた額の倍以上を請求される羽目になります。
以前に分かりやすいボッタクリ店グループの例がネット記事にあるのでご参考までに。
ちなみにそういった店のお酒は当たり前のように質が悪いので、万が一行ってしまった場合も飲み放題だからと行って無理に飲むのは控えて下さいね。二日酔いとは別物の体調不良に襲われる原因になるので。
あ、それと頑張ってる(?)のに残念なお店はまた別物だと思って下さいね。
では長文・乱文を始めます。
まずは入る前に回避できる大分類の項目たちを並べてみましょう。
(1)店先でなく路上で声掛けしてくる居酒屋
(2)予約した店の住所に行ったのに店名が違う居酒屋
(3)料理も雰囲気もイメージできない中二っぽい名前の居酒屋
(4)口コミ投稿の内容が不自然に二極化されてる居酒屋
・・・とまぁこんな感じですね。
本当はもっともっと書き上げたいくらいなんですが、全部書き上げると大変な量になるのでメインといえる項目に絞ってみました。
それではさっそくですが、何でこれらの店が後悔必死のプチぼったくり店なのか、その内情も含めて詳しく説明していきましょう。
(ちなみに一つ一つが全部長文です。時間のある時にじっくりと読んで下さいね。)
ケース(1)
~店先でなく路上で声掛けしてくる居酒屋~
まずですね、都条例で「路上での客引き行為は禁止」という当たり前の常識があるのに、これを全力で無視してる時点でもうアウトでしょ。
そしてそういった路上客引きをしている輩はまず私服か、またはどの店の客引きなのかが傍目からは分からないような格好をしています。上の写真みたいなのですよ。
それもそのはず、禁止行為を店看板を背負ってやったら馬鹿ですからね。銀行強盗をするのに身分証を提示する犯人はいないのと同じですよ。
さらにその中でも「この客引きにだけは絶対について行っちゃダメ!」ってのが、路上で預かり金を取る客引き。
何かハガキサイズくらいなチケットのようなものを渡されて「お店に着いたらこれを渡してくれれば、預かり金は会計時に返してもらえので」といった話をするようです。
要は必ず紹介した店に行って金を使わせるための人質ならぬ金質ってことですね。
これは客引き行為を取り締まる条例が『路上で声を掛けて、店まで連れて行くのは取り締まり対象になる』という内容の抜け道狙いみたいなもので、この手法を採れば捕まえた客が逃げないように店まで連れて行かなくても金質があるから大丈夫!ってことで生み出されたアイデアらしいです。
店の前に来て怪しさプンプンで入りたくなくなったとしても、金質を取られてるものだから「無駄になるのも嫌だし、とりあえず入ってみよう」なんて流れになるわけです。正に思うツボですな。
そしてそういったお店はなぜかビルの最上階(下手したらエレベーター無し)にあったり、1フロアに和風と洋風というような2つの店構えをしてたりする傾向があります。
おふざけにも程がある店になると入口だけ違ってて、中に入ったら1つの店だった!?なんて話も聞きます。
何でこんなにややこしいことをするかというと、客引きが声をかけた時に「お店お探しですか?和風も洋風も案内できますよ!」って言うためなんですね。
より多くの通行人を騙くらかして金質を確保するための知恵なんでしょう。
(そんな悪知恵を働かせるくらいだったら、ちゃんとしたお客さんが満足できる店をやれって話ですけどね。)
とりあえず路上でどこの店だか分からない格好の兄ちゃんに声をかけらても絶対に相手しちゃダメですよ!!
ちなみにそういった兄ちゃん連中はどういう稼ぎになるのかというと、時給とかではなくて歩合給のケースがほとんどらしいです。
最近はびこってる金質を取る客引きなんかは、その金質がそのまま給料になったりしてます。
時給1,000円で真面目に働くより、一人500円の金質を1時間に4~5人からとった方がよっぽど稼げるでしょうからね。
だからその兄ちゃん連中からしたら、通行人を騙くらかしてでも店に送り込めればいいんです。
仮に店内でケンカになったとしても知ったこっちゃないし、そもそも店側が客とケンカになっても金さえむしり取れればいいと考えてますからね。
だから店側から客引きに対して「ちゃんと路上でしっかりと説明しなきゃダメじゃないか!」なんて会話が生まれることは絶対にあり得ないから、損をするのは通行人だけなわけですね。
逆に言えば店先でお店のユニフォームを来て道行く人に声掛けしてるお店は、多少の当たり外れはあったとしても安心して入っていいと思いますよ。
万が一声掛けしてた内容と違ったら、その声掛けしてきた店員にクレームを言えますしね。
ま、そんなケースは相当レアだと思ってもいいですよ。
ケース(2)
~予約した店の住所に行ったはずなのに店名が違う居酒屋~
これは飲食店業界では「ダブルネーム」って呼ばれる外道な手法をやってることで起こりえます。
平たく言うと「1つの店がネット上では2つの店名で掲載してる」ってことです。
ちなみにそういった店は1店舗で2つの電話番号を取得して、2つの電話機が机の上に並んでいるそうですよ。間違えないようにそれぞれの店名を受話器にシールで貼ったりしてね。
何でこれが外道かって?
だって飲食店のほとんどは1つの店名(当たり前だけど)を使った1つのページだけでネット集客をしてるのに、1つのお店で2軒分の入口を使って客を掻き込もうとする行為は、真面目にルールを守って頑張ってる飲食店からしたら外道そのものですから。
当然そんなやり方は禁止行為なのですが、掲載料が2倍取れるという利己的な理由でそれを当たり前のようにやっている大手グルメサイトも酷いもんです。
そのグルメサイトの営業担当者でも、中にはこういった手法がのさばっている事実を知らない人もいるくらいですからね。古株の営業マン以外には秘密にしているらしいですよ。
「こんなのは金があるヤツを叩きたいだけの弱小個人店の妬みでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが・・・
ま、否定はしません(笑)
小さな個人経営の店でそんなことに金をかける余裕なんてありません。
第一、そんなことをやって信用を失うことがすぐに致命傷になっちゃいますからね。
そしてダブルネームをやってる店は、看板と違う店名で予約してきたお客さんも平然と「あ、それもウチですから大丈夫ですよ」というワケの分からない言い分で、なし崩し的に案内するそうです。
お客さんからしても、予約までして来たのに行く店がなくなったら困りますからね。
「まぁいいか」と軽い気持ちで入店しちゃうらしいですよ。
・・・それが後悔する一夜の入口だとも知らずに(T-T |||
しかもそれだけではありません。
店名違い現象には「ダブルネーム」すら霞んでしまう、更なる鬼畜な内情もあるんです!
それは口コミ投稿対策。
実は「店名を変えちゃえば酷評口コミを一掃できちゃう」ってグルメサイトもあるんです。
とある大手グルメサイトでは店名を変えることで前の店の情報をすべて破棄し、新しい店舗ページを作ることができるというわけです。
(本当は営業許可証に記載されている正式名以外は使えないルールなのに、その店の担当者が裏工作して横紙破りをしちゃうそうです)
そうするとそれがどんなに酷いぼったくり居酒屋でも、中身は一切変えずにネット上では別の店のフリができちゃうんですよ。
中には看板は変えずに一時的にサイトページをリニューアルして、そのリニューアルした店でも酷評が集まったらまた看板通りの店名に戻すなんて話もあるそうです。
そんな心持ちで営業している居酒屋がまっとうな接客をしてくれるわけがありませんよね。
お客さんの酷評口コミも、お客さんが店名違いで戸惑うことも、お客さんからのクレームも・・・、そういったことはこの類の店らしたら、はっきり言ってどーでもいいんですよ。
騙そうが違反しようが、とにかく何でもいいから店に客として引き入れて、金さえ払わせればいいと思っていますからね。
そんな店で楽しい時間を過ごせるわけがありません。
とりあえずネット上で確認した店名と実際の店名が違う店には、断固とした態度で断って入らないようにしましょう。
キャンセル料を払えとか言い出すことも予想できますが、その時は「実在しない店にキャンセル料も何もないだろうが!」って言い捨ててしまえばいいだけです。
断言しちゃいますけど、そういった店は100%ろくな店じゃないですから。
場合によってはその後の店探しで苦労するかもしれませんが、少なくともその店で時間を過ごすよりもよっぽどマシですよ。
ケース(3)
~料理も雰囲気もイメージできない中二っぽい名前の居酒屋~
これは上手く言い表せなくて申し訳ないんですが、やたらとフワフワしたフレーズが入ってるってことです。
あえて具体例を挙げちゃうと例えば「天空」「碧」「花/華」「時」「扉」「雫」とか。
フワフワし過ぎてて店の雰囲気もどんな料理が出てきそうかも分からないし、はっきり言って居酒屋の名前として意味不明ですよね?
そしてこういった店の大半は「個室ダイニング」ってのが店名の枕に付いてる傾向が強いです。
しかもこういった店の個室って、安くてうっすーいカーテンみたいなので仕切られているだけが多いです。
でももちろんこういった文字や個室とかダイニングを使っている優良店はいくらでもあるので、これについては他のケースと照らし合わせて判断して下さいね。
・・・うちの店も「ダイニング」ってフレーズが付いてる(笑)
そもそもね、「ダイニング」ってのは「皆で揃って飲食を楽しむ場所」というちゃんとした具体的な意味があって、まともな食事が提供できない店が名乗っていいフレーズじゃないんですよ!!ヽ(`Д´)ノザケンナ
とりあえず具体的にお店をイメージできないような店名と看板のお店は近寄らない、これが吉です。
ケース(4)
~口コミ投稿の内容が不自然に二極化されてる居酒屋~
「ヤラセ投稿」とか「ステルスマーケティング」という言葉がそのままこの現象に当て嵌ります。
私も飲食店を経営しているので実体験として知っているのですが、未だに怪しい業者から「食べログなどの口コミ投稿を代行してます」って電話が後を断ちません。
(ちなみに興味本位で聞いた内容は業者によって異なりますが、「1店舗につき15,000~30,000円を1ヶ月に数件、それを数ヶ月に渡って続ける」ってのが多かったですね。)
で、当たり前ですが酷い思いをさせられた店には酷評口コミが集まり、食べログの場合はその店の評価点数は初期数値である3点から減っていきます。
(でも極端に低い点数の口コミは点数に反映されなかったりするので、点数はちっとも平均点ではないんですよね。そこは食べログの闇の部分です。)
そんな口コミばかりの店にネットで来店客が見込めるわけがないので、ヤラセ業者がたくさんのヤラセ投稿で酷評口コミを埋没させてしまうんです。
そうして二極化された口コミ投稿ができあがるというわけです。
まぁネットでお店を探す人で、尚且つ口コミ投稿を参考にする人はそうそう引っかからないかもしれませんが、点数だけを見て「大丈夫そうだな」と思って予約を入れる人は要注意です。
とりあえずネット予約をする際は十分に気をつけて下さいね。
【結論】
・路上の客引きは絶対に相手にしない!
・予約した店と店名が違ったらUターン!
・中二病臭がする店名には近寄らない!
・口コミ投稿が信用できない店はスルー!
これを肝に銘じておけば、悲しい思い出を作るリスクは大幅に減らせます。
特に二軒目・三軒目を探してる時なんかはお酒も入ってて判断力も鈍っているし、こういった店に誘われてしまう可能性が高いから要注意です。
できることならこのことを国民全員が熟知して、そういったグループ店に誰も行かなくなって撲滅できることを切に願います。
ーおまけー
私が新宿歌舞伎町で店長をしていた時、とある居酒屋グループの幹部連中が来店したことがあります。
そしてその時に聞いた内容を要約するとこうでした。
・ボッタクリ居酒屋グループオーナーとその奥さんは韓国人
・他のメンバーはそのグループの店長連中
・客とのケンカが絶えないと大笑いで盛り上がる
・オーナー奥さん曰く「毟れるだけ毟りなさいww」
・騙される客なんていくらでも湧いてくると高笑い
・・・うん、よっぽど全員ぶん殴ってやろうかと思ったぜぃ!
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