双子の姉なっちゃんの話③【少し不思議な力を持った双子の姉妹が、600ドルとアメリカまでの片道切符だけを持って、"人生をかけた実験の旅"に出たおはなし】

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そしてその時やっと、私は自分の状態に気づいたんだ。




水が口に入り、足をつってはじめて気づく






【仕事漬けの日々】


私の転職先の会社はIT系のベンチャー企業ということもあって、社員の平均年齢も低く意志の高い人が多かった。



最近出来たオフィスはおしゃれでキレイで会議室が何部屋もあった。

出社、退社時間も決まってなく、服装もねまき以外はオッケーととても自由だ。



社員も気さくな人が多かった。

すぐに私のことを 「しょーちゃん」 とあだ名で呼んで迎えてくれた。




みんなそれぞれ仕事を抱え、女性も男性も関係なく朝まで企画やデザインの戦略を練っていた。



たくさん学べる環境がそこにはそろっていたし、

アットホームな雰囲気で意志の高い仲間もいて、私はこの会社がすぐに大好きになった。



そう、こういう会社に憧れていたんだ。そんな気持ちだった。



私は仕事が楽しくてたまらなかった。

知らないことがたくさんあって勉強の毎日だったけど、新しいことをどんどん覚えて、出来る事が増えて、目の前の壁を突破していく達成感があった。



金曜日は会社の先輩たちと飲みに行った。

アイスをつけ合ってべちょべちょになった時のことは笑い話だ。





仕事で悩んだ時は励ましてくれる仲間がいた。







仕事から帰ったら


まぁちゃん
なっちゃんーー!おかえりー!たこbar行こう!




まぁちゃんと過ごす最高の時間も待っていた。




いつも仕事のプレッシャーがあったけど、とても楽しかった。


とてもうまくいっていた。


この先どうなりたいのかは未だに分からないけど、私を認めてくれる環境がそこにはあった。


短くても5年はこの会社で働こう。


その時は何となくそう思っていた。





入社から1年が経って、私はたくさんの案件を任せてもらえるようになっていた。


誰でも知っているような大企業の担当になって、

おしゃれなオフィスに打ち合わせに行くことが少し自慢だった。







その頃、相棒のまぁちゃんは旅に出てしまった。

それはとても大切な旅だと私も分かっていたから、心から応援していた。



まぁちゃんもいなくなり、私はすっかり仕事漬けの毎日になっていた。



一人で打ち合わせに行くことも増えて、コンペにも勝ちが増えいった。



毎日企画書をつくって、打ち合わせの準備をして、仕事が終わったら分からないITの知識を詰め込む。



私が仕切らなければいけない打ち合わせが1日に3つも4つもあった。



しなければいけないことが山積みになっていく。



ここ2ヶ月はとくに忙しくて、

睡眠時間は2、3時間で、徹夜が2日続くなんてことも普通になっていた。



頑張る分だけ結果が出て、周りも評価してくれたし、

プレッシャーがより頑張る気持ちにさせてくれた。



だけど、自分の中ではいつまでたってもまだまだ足りないことばかりだった。



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