「つまようじ事件」に思うこと
つまようじ動画投稿事件、少年は「マスコミのおかげで英雄に近づけた。テレビで放送されるのが楽しみだった」とも供述しているという。
犯罪は絶対許されることは無いという前提で述べるが、この少年の言動をみて、過去の僕にも同じ様な考え方があったなと感じている。
昔の僕は有名でなければ意味がないと思っていた。発言力があるから自分の思い通りになり、成功するんだと。アナウンススクールに通っていたのもその影響があると思う。
でも最近は、有名になる人は別に有名になることを狙っているのではなく、人間的にすばらしいから結果として有名になるんだと感じるようになった。逆に有名になっても中身の無い人はすぐに消えていくのだと思う。
そして有名で無くても社会に必要とされる人は多くいるということ。缶コーヒーのCMじゃないけど、世界は有名、無名に関わらず誰かの仕事でできているということ。このことは決して忘れてはならない。
自分自身も過去をふり返ると本当に恥ずかしいと思うし、今でも「有名になりたい」という自己顕示欲が芽生えて自分自身が嫌いになることがあるが、あの頃よりは大人の考え方ができるようになったと思う。
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