新世界ボウリング誕生 凸凹物語2 -起業準備編-

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※この物語2では、新世界ボウリングが生まれ、ビジネスとして成り立つまでの過程を、
僕らの葛藤と試行錯誤を交えながら、YouTubeを使ったビジネスとはどういうものがあるのか?
何を大切にするとうまく行くのか?? なんて、ちょっとエラそうな視点で書いていきます。

『それおかしく無いですか?』から始まった。



僕はボウリング場で働く36歳、

もうとっくに自分の事を【僕】なんて言うのはおかしな年齢だという事は分かっている。


でも、なぜか今でも僕は【僕】という自己表現にこだわる、

すこし子供染みた大人に成り切れない一面があるようだ。



そんな僕が年下の後輩に、【さん】をつけて呼ぶボウリングの師匠がいる。


その人は、今後一緒に前代未聞のビジネスを展開していく、

後のボウリング業界のカリスマ、


ボウリングYouTuber新世界佐藤こと、『佐藤圭一郎』である。



本書のお話しは、僕と佐藤圭一郎が、

流行りの動画メディア『YouTube』を使って、


いかにしてビジネスの成幸を成し得てきたのか? 


とくに立派な肩書や資格などの無い、全くの素人二人が、

業界で起きている様々な矛盾に怒りを燃やし、


勇気と信念と、助けをえながら問題を解決し、ただひたすらに自分を信じて、

YouTubeで情報を発信し続ける事で、


田舎のサラリーマン生活から抜け出し、

これまでに聞いたことの無い前代未聞の効率的なビジネスを行なえるようになるまでの軌跡を、

ビジネス的な観点から書き綴る、実用的なノウハウ物語です。



ぜひ、楽しみながらYouTubeビジネスに取り組んだ軌跡から、

何が起こり、何がビジネスの成幸において

大切な要素だったのか?を、感じ取ってみて欲しいです。


■■ ー―ー―ー―ー―ー―ー―ー―ー―ー―ー―ー―ー―


それは、いつもと変わらない深夜の勤務中、

僕は毎日同じ作業をいつものタイムスケジュールに追われながら、

何も考えず、せっせと作業を進めていました。




ふと、時計を見上げると、時計の針はちょうど4時を指していました。


でも、その意味する時間は、深夜というべきか早朝というべきか判断しにくい

早朝の4時の事でした。



そこに、ボウリングのボールを加工する作業をしていた佐藤さんが現れ、

何だか険しい表情で、額いっぱいの汗をかきながら、

お客さんへ加工済みのボールと一緒に渡す、納品伝票を書いていました。



「佐藤さん、お疲れ様です。まだ帰らないんですか?」


「はい、まだ作業が終わらないもので、、」


「もうこんな時間なんですし、明日にすればいいじゃないですか?」


「いえいえ、こんな程度は別に普通ですよ、前にいた勤務先ではもっと長く仕事してましたから。」


「へー、それは厳しい環境でしたね、、でも、残業代とかは出るんですよね?」


「いえいえ、まさか、、今どきこの位の仕事じゃ残業代なんて出ないですよ。」


「えー!いま以上の仕事をしていて残業代ゼロ?」


「はい。当然ですよ。ボウリング場の景気はよくないですし。」


「ちょっと待ってください、、じゃ、今も残業代は無しでやってるんですか?」


「いえ、違います。今は時々、店長がタイムカードをみて、適当に残業代を付けてくれる日もありますよ。」


「はあ?時々って、、それおかしくないですか?」


「まあ、そう言われても、、私の力では何とも、、でも、こういう残業は嫌いじゃないですし。」


「いやいや、それは絶対におかしい!佐藤さんもそれはおかしいって思わなきゃダメですよ。」


「まあ、そう言われましても、、仕方ないじゃないですか、仕事ですし。」




そう言って、流れ出る大量の汗を拭いながら、メガネを上にずらして、

目を『ぐっ』と、閉じては開いたりを、無造作に繰り返していました。

そして、この当時の佐藤さんは、実に体重が3桁を越える体型をしていました。



佐藤さんは、僕にボウリングの面白さを教えてくれた仕事の同僚であり、

スポーツボウリングにおける師匠でもあります。


おそらくスポーツボウリングという言葉に馴染みの無い方が多かとは思いますが、

現在のボウリング利用者というのは、およそ9割がレジャーとして、

そして残り1割がスポーツとして行っている人々で

ボウリング場経営がなされている所が多いという現状です。



きっと、一度は見かけた事があるのでは無いでしょうか?

ボウリング場に来るのに、重いマイボールをカートバッグに入れて、

ゴロゴロと音を立てて来場してくる姿などを、


そして、そのスポーツとして行っている方々の割合の多くは、

40歳代から60歳代の男性で、残念ながら、女性や、若い世代になるほど、

スポーツとして取り組む利用者は極小数になっている状況です。



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