☆滅ぼし物語☆2期2章

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その時、ソルの頭の中に言葉が流れる。

(本当のことは話してはいけません・・・)

ソル「ん?」

アラウネ校長「どうしたのですか?」

ソル「実は長旅で食事にありつけておらずに彷徨い続けてここに辿り着きました。」

話すとアラウネ校長は分かってくれたらしく。食事と部屋を貸してくれることになった。

アラウネ校長「一応ここは女子しか生徒はいません。変なことをした場合は出ていってもらいますから」

ソル「あ、はい」

ハルト「部屋ってどこだ?」

アラウネ校長「そうですね。では、フィリニア!この人たちを空き部屋へ案内してあげて」

ソル「?!」

ソルはフィリニアの名前を聞き、言葉が出ない。そうすると校長室の扉が開き、髪が黄色のロングヘアーの女性が入ってきた。

3話 完

4話(若きフィリニア)

ソルとハルトはフィリニアに空き部屋まで案内してもらった。

(バタン)

フィリニア「また会いましたね。そういえばあなたたち服、濡れてない?」

ソル「ん、雪が溶けて濡れた・・かな」

ハルト「そうなんっすよ」

ソル「黙れハルト!なにも言うな(ボソッ)」

フィリニアは空き部屋の服が収納されているスペースから服を取り出す。

フィリニア「これでいいかしら」

フィリニアが取り出してくれたのはここ、マルーナ魔法学園の制服だった。(女子用)先ほどアラウネ校長が話した通りここは女子しかいないためか男性用の服は置いてないらしい。

ソル「いや、俺は遠慮するわ。ハルトが着るよ」

ハルト「おい、なにいってる!」

フィリニア「ん〜。早くして下さい」

ソル「いや、でも・・・」

ソルはハルトとマルーナ魔法学園の制服をどっちが着るか口論を始める。制服はシンプルで黒いローブに赤のリボン。

ソル「俺は無理だわ。剣士だから」

ハルト「それ理由にならなくね?。じゃ、ソルに決定だ。」

ソル「返答から決定に持ち込むなよ!こうなったら・・・」

ハルト「なったら?」

フィリニアは口論しているソルとハルトを見てクスクスと笑っている。少しの時間が流れ、ソルは答えを出す。

ソル「フィリニアに決めてもらおう。これなら文句ないな」

制服は一つしかないので、ソルはほっと一息を吐きつつハルトの返事を待つ。

ハルト「仕方ない。それでいい。」

フィリニア「わかりました。では、あと1着借りてきてお二人に着て貰いましょう(笑)」

ソル&ハルト「なんだとぉ〜(ボソッ)」

フィリニアは空き部屋から一旦離れていった。ソルとハルトはどうしたら着なくて済むか話し合いを始める。

4話 完

5話(口論の行方)

フィリニアが部屋にいない間、ソルとハルトは話し合いを始めた。

ソル「こうなるとは思わなかった」

ハルト「・・・どう切り抜ける?」

ソル「そうだな・・・じゃあもう寝よう!」

ハルト「いいのかそれで?」

眠り始めようとしたらフィリニアが部屋に戻ってきた。先ほど言ってた通り、制服を2着持ってきていた。

フィリニア「着て下さいね」

ソル「あ、ごめん。俺たちはもう眠いから」

ハルト「そうそう!もう寝るとこなんだよ」

フィリニア「そうですか・・・ならお風呂くらいは入っては?」

ソルとハルトはこの街に来て寒さにやられており、仕方なく承諾した。

フィリニア「お風呂場に案内しますね〜」

ソル「お願いします。」

空き部屋を出て5分程歩くとお風呂場に到着した。その側に女湯の看板が見えた。

ソル「そうだった・・・やっちまった(ボソッ)」

ハルト「ソル、どうすんだよ。これ(ボソッ)」

フィリニア「私は自分の部屋に戻っていますのでごゆっくりどうぞ。あと、30分程したらここの生徒が一斉に入ってくる筈なのでお早めに上がって下さいね」

ソル「・・・わかった。」
ソル「よっしゃ。安全だ。(ボソッ)」

フィリニアは自分の部屋に戻ると、俺たちは急いでお風呂に入った。

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