世界一周の途中で親友になったカンボジア人を日本に連れて来ちゃった話 7

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前編: 世界一周の途中で親友になったカンボジア人を日本に連れて来ちゃった話 6
後編: 世界一周の途中で親友になったカンボジア人を日本に連れて来ちゃった話 8

レアの話



それから、レアは自分の話をしてくれた。


小学校は午前中のみで、クメール語と算数の二教科しか無かったこと。


そのあと中学校にも進んで、学校が好きだったこと。


中学2年の時に父親の仕事が変わって、学校に行けなくなってしまったこと。


学校に行かなくなってからは、市場でさとうきびジュースを一人で売らなければならなかったこと。


本当は学校に行きたくて、悔しくて隠れて泣いていたこと。


父親が事業を始め、家業を手伝うようになり、家業が上手く回ると、外に働きに出て結局学校に行けなかったこと。


そして、当時カンボジアの義務教育に地理の授業が無かったこと。




カンボジアは、約25年前に酷い内戦があった。


かの有名なポルポト政権だ。


ポルポトは、カンボジア国内の反乱を恐れ、国内の知識人を次々と虐殺していった。


今、カンボジアの教育が極端に遅れているのは、教育を与える側が、ポルポト政権時代にほぼ虐殺されてしまった為だ。


教育者がいない。


これが、カンボジアが貧困から抜け出せない大きな理由の一つだった。


事実、レアは世界地図すら見たことが無かったのだ。



ユミ
ここ!ここが、カンボジアだよ!

それで、ここが私の国!日本!
レア
え!カンボジアって、、、

こんなにちっちゃいんだ!!



実際、カンボジアを指した時の第一声がそれだった。



みんなの読んで良かった!