コンビニも塾もない田舎少年が独学で仮面浪人に成功した慶應合格奮闘記

河合塾?代ゼミ?駿台?何それ?

僕の生まれた街には、塾や予備校なんて無かった。

それだけじゃない。

電車バスも、スーパーコンビニもなかった。

車が無いとどこにも行けない場所だった。

小学校は、クラスの人数は一桁で2つの学年が一緒になって、1人の教師のもとで授業を受ける複式学級を経験した。

ただのんびりやって長閑に過ごす人生だった。

僕ものんびり生きてきたうちの一人だった。


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赤点と戦う受験勉強


でもある日都会の暮らしに憧れて、街の中心にある高校を受験することに決めた。

チャンスは2回あった。

一度目は不合格。

二度目の4人しか落ちない試験でなんとか受かった。

街の中心にあるんだから、きっとこの高校は学力も全国的に素晴らしいに違いない。

田舎から僅かに脱出できて満足できた僕はそう思っていた。

高校受験もなんとかなったんだから、大学受験も高校3年になってちょっとやれば余裕じゃん。

そう本気で思っていた。

だから直前まで勉強しなくても良い。

そう考えていた僕は遠出してでもに通うこともしなければ、勉強もしなかった。

結局高校3年生の学年末テストでも赤点すれすれの得点だった。

それでも夢はあった。もっと都会に出たい。


慶應義塾大学


「慶應義塾大学」

超カッコいいじゃん。

行きたい。

「俺、慶應受けるわ」

はじめはネタで友達に言っていた。

でも途中から真剣な想いに変わってきてしまった。

でもあの成績である。模試の成績はオールE判定

当然、不合格

滑り止めにも全て落ちた。

逃れてたどり着いた3月入試の試験のある大学に拾ってもらうこととなった。

それでも諦めきれなかった。

バカなくせに大口叩いたが光り続けていた。


孤独な仮面浪人


僕は人知れず地元から身を離れた。誰一人として、友達に別れを告げなかった。

ただのビックマウスな自分が情けなかった。

悔しさの中、入学式を迎えた。

僕は決断をした。来年の春は慶應義塾大学に合格する。

サークル飲み会など一回も行かなかった。

ましてや人と会話をする時はなかった。

僕は春が過ぎて夏が来て、季節が変わっても独りだった。

独りきりで成功するかどうかも分からない仮面浪人に挑戦した。

孤独に押しつぶされそうだった。

死にたい。

本来慶應を浪人で受験するにしても、その大半はMARCHに受かって蹴っている人たちだろう。

でも僕には何もない。

仮面して5月の時点でもE判定。無謀だった。

自分と同じくらいの成績の人で早慶に行った人はいても、二浪が多かった。

僕もそうなるのは当然だ。

この生活は半年だけでも厳しい。

二年間など耐えきれない。

それでも僕はこの年滑り止めの大学を受けることも、予備校に通うこともなかった。

ただ独り、黙々と図書館にこもっていた。


鳴り響く、人生かけた戦いのゴング


僕は、慶應義塾大学一本勝負で受験することにした。

ここまできたら無謀でも何でもなかった。

誰が見ても挑戦圏だけの入試で受かるはずがない。

それにあの赤点に悩ませていた少年が受験するのだ。

万年E判定がお似合いだろう。無理。

心の中の臆病虫がそう叫ぶ。

僕は耳を塞ぐようにがむしゃらに毎日朝から晩まで勉強し続けた。

不可能を可能に変えることができると信じて突っ走ってきた。

時は待たずに本番はやってきた。

必死で答案を作り上げた。

そして合格発表。

「合格」

僕は人生懸けた勝負に勝てた。

自分の運命を変えてやった。


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