まだ「金持ち父さん」になれていないあなたへ

http://fanblogs.jp/asean/archive/13/0

 あまりに有名な「金持ち父さん」シリーズですが、いまだに国内では年収1000万を超える割合が1%。多くの方は、「参考になった。その気になった。」そこまで。

 それじゃダメでしょう!

 軍資金とスキマ時間に乏しく、先行き不安で優しくなれない同志に捧げます。

 私はFXから初めて、投資で大切な勝ちグセを身につけ、1年で海外の不動産まで所有するまでになりました。確かに、父は一級建築士という恵まれた環境で、気がつけば20年間不動産業に関わり、60億円以上の個人資産を縁結びしてきたという実績があったから成せた技ではありますが、実は、ドツボにはまってマイナスからのリスタートでした。

 私は玄人ゆえの過ちを犯しましたが、復活しました。皆さんは、私がメンターになるから、ご自身で苦労しないでいいです。今の生活は9割そのままで1年後の不動産取得。5年でラットレーサー卒業。10年後のハイパーボヘミアンを目指しましょう。

 私が引っ張りますので、本気を出しませんか?

 黙って読み終えないで下さいね。あなたは、他人より自分に甘いので、必ず、自分の変化(気づくことが大切)を誰かに伝えて下さい。あなたが自由を手に入れ、ストーリーを語ることを待っている人がきっといます。


はじめに~貧乏父さん、小金持ち母さんのもとに生まれて


●貧乏父さんと小金持ち母さん


 私の父は、上場企業に勤めるサラリーマンでした。

 私が小学生の頃は、朝は6時くらいに家を出て、自転車で15分かけて最寄駅まで行き、さらに1時間以上も電車に揺られて出勤していました。夜、帰りがどれだけ遅くなっても、朝はきちんと起きて会社に出かけていく。

 私はそんな真面目な父が好きでした。

 

 一方で、父には著しく欠落していることがありました。上場企業のサラリーマンとして立派に稼いでいたにもかかわらず、生活にどれくらいのお金がかかるのかも含めて、お金に対する知識と理解がまったくなかったのです。

 父はお酒が大好きでした。そして、好きなことにいくらでもお金をつぎ込むような人でした。といっても有名人が一度に何十万、何百万も散財するような豪快さはなく、行きつけのスナックで飲むくらいのささやかなものです。

 けれども、父は「我慢する」ということを知らなかった。普通のお父さんなら、自分の稼ぎと照らし合わせて、「飲み代はこれくらいにしておかないと奥さんに叱られるな」といった計算が働くのでしょうが、父にはそういった経済観念がまるでなかったのです。

 一回の飲み代は大した金額ではなくても、それが毎日続けば、サラリーマンの稼ぎでは家計が苦しくなるのは当然。それでも父は、自分が「贅沢している」ことにまったく気づいていませんでした。

「こんなに一生懸命に働いているのに、お金がないはずがない。お前が隠しているんじゃないのか」

 銀行口座にお金がないとわかると、父はこう言って母を責めました。


 そんな父でしたから、母は苦労していました。

 母は、私を生んでからはずっと専業主婦でした。収入といえば、たまにスーパーなどのパートで働くくらいです。父の稼ぎは、その多くが父の交際費に消えていくような状態なので、あてにはできません。

 私には6つ下の弟がいました。食べ盛りの息子と二人と経済観念ゼロの夫をかかえ、生活費のやりくりや教育費の工面には相当頭を悩ませたに違いありません。

 そんな苦労のなかで母は、小額から株などの投資を始め、みずから経済的自由を生み出していきました。母はもともと数字に強く、やりくり上手でした。資質やセンスもあったのでしょう。

 それに彼女は、夫や子どもたちに対し、深い愛情にあふれた妻であり母親でした。

 特に私たち二人の息子に対しては、家にお金がないことで卑屈に感じさせたり、可能性の芽を摘み取るようなことはしたくない、という執念にも似た思いがあったようです。私は子どもの頃、自分の家が貧乏だと感じたことは一度もありません。母は、二人の息子にひもじい思いをさせないだけでなく、私と弟を大学にまで出してくれました。

 父が亡くなったいまでは、いくつかの不動産とベンツ二台を所有するまでになっています。


●幸せとお金の関係


 お金さえあれば、幸せな暮らしができるのか。

 そうではないことを、父が教えてくれました。

 上場企業で働きそれなりの給料をもらっていても、浪費するばかりで、お金を正しく使い増やす術を知らなければ、いつまでたっても貯金ゼロで家計は火の車。お金はいくらあっても足りません。自分のやりたいことや夢を実現できないばかりか、大切な家族の生活を守るという責任すら果たせなくなります。

 実際、年収一千万以上を稼ぐサラリーマンでも、貯金がなく将来に不安を抱いている人は少なくないと聞きます。年収の多さが幸せに比例するわけではないのです。


 もちろん、お金はあるにこしたことはありません。お金があれば、行きたい場所にも自由に旅行できたり、子どもが望む習い事をやらせてあげることができます。

 では、お金がなければ、幸せにはなれないのか。

 そうではないことを教えてくれたのが、母でした。

 お金があることよりも大切なことは、「お金とうまくつき合う」ことです。お金について正しく知ること、そして、お金を生み出し増やす方法を知っていることです。


●お金は使うもの、お金に仕える人生であってはならない


 世の中には「お金のことはわからない」「妻(あるいは夫)にすべて任せている」「お金のことを話題にするのは下品だ」などと考え、お金をかしこく扱えず、経済的にゆとりのない生活を送っている人は多いものです。これは、とてももったいないことです。

 お金について正しい知識を持ち、お金を生み出し増やす方法を知っていれば、たとえいまはお金がなくても、お金がないという理由でやりたいことや夢をあきらめる必要はありません。なぜなら、お金はいつでも必要なときにつくることができるし、望めばいくらでも手に入るからです。

 反対に、お金についての正しい知識がなく、お金をかしこく増やせない人はどうでしょうか。

 経済的な余裕があっても、いまある貯金がすべてだったら、「この貯金が底をついたらどうしよう」という不安が頭を離れないはずです。「もっとお金を稼がなきゃ」「もっと節約してお金を貯めなきゃ」といつもお金のことを考えて、お金にふり回されることになるでしょう。そのうち、自分がほんとうにやりたかったことは何なのか、わからなくなってしまうかもしれません。

 あるいは専業主婦なら、自分たちの生活が苦しいのは夫の稼ぎが悪いからだ、と夫のふがいなさをなじり、夫婦仲を険悪にさせてしまうかもしれません。


 あなたはどちらの人生を送りたいですか。


 私は、もちろん前者です。

 お金は、幸せになるための「手段」です。豊かで充実した人生を送るために、お金を自在に使えてこそ、自分の人生の主導権を握り、人生を自分で決めることができます。

 私は誰のせいでもなく、もちろん経済的な境遇のせいでもなく、自分の人生に責任をもちたい。母が私に身をもって見せてくれたように。そうすることではじめて、自分の周りにいる大切な人たちを幸せにすることもできると思うからです。


●お金はもらうよりも、稼ぐ方法を学びなささい


 いまの時代、お金や暮らしに関する悩みは増える一方です。給料が上がる見込みがないうえに、増税というダブルパンチが襲い、社会保障制度崩壊の危機や雇用不安、格差の助長など、人々の安泰な暮らしを脅かす要素には事欠きません。

 社会的環境だけではありません。世の中には意外と「ひどい旦那さん」がいるものです。

 犯罪を行ったりするような夫は論外ですが、たとえば給料を家計に入れずに独り占めするとか、自分だけ贅沢なブランド品を身につけ、家族には安い服で我慢させるとか、自分の趣味には数百万も使うのに、子どもの学費は出し渋るとか。「高級取りの妻」だからといって安穏とはしていられません。

 また、逆もしかりです。奥さんにパチンコや買い物などの浪費癖があったり、毎月のやり繰りが苦手なタイプだったら? 家やお金のことは妻に任せておけばいい、と安心してはいられないはずです。

 だからこそ、お金について正しい知識を得て、堅実に資産を増やしていくテクニックを身につけることが必要です。

 なにも億万長者になどならなくてもいいのです。「小金持ち」の状態を維持するか、もしくは必要なときにいつでも「小金持ち」になれる術を知っているだけでいいのです。

 そうすれば、いざというときに困らない、ちょっと贅沢なものも買える、子どもが行きたい学校に通わせることができる、家族旅行にだって行ける、趣味や教養を磨いて可能性を広げることだってできるのです。

 もちろん、収入がない専業主婦でも、夫の稼ぎに頼らずとも経済的な自由を得られます。「俺が稼いでやってるんだ」なんていう傲慢な夫の言動に甘んじるなど、ナンセンスです!


 私は十代の頃から、母に教わり株と投資信託を始めました。紆余曲折を経て、2010年からはFXを本気でやり始めました。ここ最近は株もFXも負けなしです。

 お金の正しい知識を学び、お金を生み出し、かしこく増やす。経済的にも精神的にも満たされ、「ありのままに生きる」ことが私の目標です。

 そして現在は、両親から教わった「幸せとお金」の教訓をもとに、「アフルエントライフ」を実現するためのアドバイザーとして活動しています。「アフルエント(affluent)」とは、「豊かな」という意味の英語で、「アフルエントライフ」とは「経済的にも精神的にも豊かな暮らし」のことです。

 この本では、私が母や自分の経験から学んだお金の大切さをお伝えするとともに、堅実で実践的な投資術をお伝えしていきます。より多くの人が人生の主導権を取り戻し、小金持ちになって幸せな人生を歩めるよう、その手助けになればと願っています。



http://fanblogs.jp/asean/archive/13/0にも書きます( ´ ▽ ` )ノ


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