ある出来事

なんでそんなに拘りが強いの?

拘りがこんなに強い。常に自分が正しいと思うなよ!

アスペルガーの症状に違いない。


じゃあ聞くよ。

身に覚えがないのに「お前は強姦殺人犯だ」と言われて、生活も未来も人間関係も信用もぶっ壊されて

自分はやってない。なのになんであんな事を言ったんだ!なんでそんな事実は無いと嘘をつくんだ!なぜ謝罪の言葉が無いんだ!
失った時間を返せ!

と無罪を叫び続けてきた冤罪に苦しめられた彼らは全員障害を持ってるんだろうか。
言われるがまま精神に影響及ぼす薬飲んでたらまるっと解決なんだろうか。
なんでそんな事も、自称専門家達は判らないんだろうか。

という怒りも、「薬欲しいっつってんだから出せば大丈夫でしょ」という医師には、本人が聞きたくないんだかなんだかでますます話が通じなくなる。

「おかしい」と他人から言われ
「私はおかしいんだろうか?」と思ってしまった私の要因は、「直感」である。
直感といっても、エスパーのような超能力ではなく、今まで生きてきた中で培ってきたものさしで物事をはかるのが、段々早くなって一瞬に感じる、ただそれだけの事で
スポーツをしている人が一目相手を見ただけで「強い」と感じたり、寿司職人がシャリを掴んで多いとか少ないとか判断するのと同じで、ただそれだけだと思うのだ。

こんな事考えたらまた強迫観念て言われるだろうか、と悩みに悩んだが、言った方が良かった事があった。

カウンセリングで通院してる時に私が実際支払う金額は、保険が適用されているのもあり、千円ちょっと、ランチ代程度だった。本当に有り難かった。

何かを我慢して考えないふりをして引きこもりがちになるので、週一ではなくもっと行ってもいいかと医師に聞き、構わないと言われたので回数を増やした。

今までそんな患者は居なかったらしく、医師も病院も初めての対応に戸惑ったろうから仕方ない部分はあるのだろうけれど…

先ず医師から「保険が適用される回数は決まっているらしく、今月はあと1回で保険が効かなくなるらしい。どうする?実費でいいなら来ても大丈夫だけど。幾ら掛かるかは受付で聞いてごらん。」と言われた。

受付で「医師からそう聞いたのですが、保険が効かなくなると幾らになりますか?」と聞いた。

受付の人は何かを調べはじめ、確認しながら「えーと、300円になりますね」と答えた。

え?保険が適用されてるから安くなるんであって、普通前より高くなるんじゃないの?と思ったので、意見してしまった。

「すみません、もう一度確認して貰えますか?」
「えーと、300円ですよ。」
「それは、通えば通うほど患者はお得になってしまうという事でしょうか?」
「そうなっちゃいますね」
「◯◯病院さんは、失礼ですがそれで経営大丈夫なんでしょうか…?」
「うふふ、ありがとうございます」

一度食い下がったわけだし、またしつこくするとアスペルガーだの強迫観念だの疑われるかもしれない。と思い、不安ながら引き下がった。

その月最後の保険適用日に病院に行ったとき、前回とは違う受付の人だったので聞いてみた。決して前回の人を信用してない訳じゃないんです、と心の中で言い訳しながら。

やはり300円と言われた。その時は聞き返す事はせず帰った。

しかし、やっぱりどうしても、もしそれでやっぱり違いましたという事になったら?でもこういうのがアスペルガーと言われる所以なのか?の悩み、母親に、もう一回だけ電話で確認してみようと思う、と相談して、電話をかけた。この時には自分の方が拘りが強く異常なんだと思いかけていた。

今まで料金を聞いた人達とは違う人が出た。もし同じ人だったら失礼になるか、話聞いてないと思われるか、あの人アスペルガーだから仕方ないのよと思われる所だった、と思った。

実は何回も受付で確認してしまった事、どうしても気になって電話して確認したい事を告げた。帰ってきた回答はこうだった。

「あ、失礼致しました…240円です。」


値下がりしたーーー!!!

いや、300円程度な事に変わりはないのね?信じるよ?もう3人にも確認したんだからもう私が警戒する事ないよね?私はやれる範囲かつ常識の範囲内で危機回避をしたよね?…と、私は自分のモヤモヤに向き合う事をやめ、次の通院の準備をした。
周囲が全員「あなたはどこかおかしい」と言い、私自身そう信じかけている。
そんな状況で、神にも近い医師から、こちらから差し向けるでなく医師の判断で「あなたは別に障害はない」と言われたいとか、少しでも正しいらしい前向きの方向に意識を持っていくのは尋常じゃない緊張感が伴う。自分がおかしいで良い、もう楽になりたい、と思いかけていたから。

でも。

次の通院日、私は多少警戒して、いつもの二倍くらい、3000円程度を持って出掛けた。そして診察室の前で名前を呼ばれるのを待っていたら、初日に聞いた受付の人が現れて

「すみません、確認したんですが金額が間違っていました。

5000円になりますが、お持ちですか?」

当然、持っていないし、驚き首を横に振る私。

「そうですよね…少々お待ち下さい。」

と言われた。

診察室に呼ばれた時に、医師に
この経緯の事を少し困って焦ったように話した。いつもは感情を押さえつけて話すのだが、そうすると「感情がない。話に血が通ってない。→何らかの精神疾患だ」と言われてしまうので。
これは後から「これだけの事を感情のまま話したら怒り狂うに決まっている、でもそうすると狂人扱いされるんだ!」と話して医師には納得して貰ったが、それはまた後で別の機会に。

アスペルガーとか強迫観念とか言われるんじゃないかと怖くて確認する自分を責めてきたけど、自分の直感は合っていたんだ、と誰を責めるわけでもなく拗ねて言ってみた。だから私がおかしいというのは違う事と、持ち合わせがない事を怒らないで欲しい、という意味で。勿論それについても謝った。

医師がまともで察しが良いのか、今まで出会ってきた自称治療者が愚鈍だったのか、医師の言葉に驚いた。

「うちのスタッフがアホだったって事だな。」

いつも丁寧に紳士的に人扱いしてくれる医師のこの発言に多少驚いた。

「これはうちのミスだから。申し訳なかった。よくスタッフには言っておく。
今回は私の采配で、300円で良いよ。」

普通の世界やサービス業では普通の対応なのかも知れないが、カタツムリやナメクジ並の問題解決速度の治療者の中に居たからか、この人はなんて物分りが良いんだ!神様か!…と思ってしまった。

私は、この医師が本当に私をアスペルガーだと盲信しているなら、今回のような事は絶対に言わなきゃならないと思っていた。
直感で、受付の人達全員に対して、いや他の人も、私を診ている医師以外全員話が通じない、信用できない、何かやらかす、と思っていた。
カウンセラーを介さず、医師が忙しいのを解っていても、医師に直接カウンセリングをしてほしいと申し出たのもそのためだった。拘り扱いされてもいい、忙しいのも知っているが医師とだけ話がしたいと思っている、と伝えたら、意外にも医師は引き受けてくれたのだ。
唯々諾々と与えられたメニューに従っていたら私は今も「私の感覚は間違いだ」という認知行動療法の洗脳にかかっていただろう。

ちなみに…
この「強迫観念」と言われるような違和感や確認癖。本当に強迫観念を持ってる方からしたら鼻で笑いたくなるようなものだろう。誰だって持っているし、持って当然、むしろ持たなきゃならない事なんじゃないだろうか。

携帯をスマホに変えて色々なものの記録が取りやすくなった。これは私が記録魔なんじゃなくて私の周囲が病的な嘘つきだからその対応に追われての事だけど
ずっと我慢して見て見ぬ振りしてきた違和感や改善点などを、迷惑にならないように枕詞を置きながら色々な所にメールするようになった。我慢しなくなってよくて私は徐々に不安が軽減。殆どのメールは「あんたは気にしすぎ、そんなミスはない」なんて返ってこない。バグを認め「教えてくれてありがとう」改善点を「今後の参考にします」と返事してくれたり、凄く感謝されクーポンを貰ってしまったりもした。「これからも良いファンでいてくれ」と。

良くなる提案や改善に必要な事しかしていない。間違いましたそうですか、ではなく、何故間違いが起こったか、繰り返さないためにどう改善するか、当事者たちが気付いて学ばなきゃならない。
それが重大であればあるほど、洗いざらい一切合切確認する必要がある。

そう言えば、冤罪事件で警察は
「誠に遺憾である」だけで謝罪をしなかったらしいですね。

なぜ謝れないのか。なぜごめんなさいが出来ないのか。冤罪に巻き込まれた人も一言だけでも謝ってくれたら…と記事に書いてあった。

異常なほどしつこく…なのは、一体どっちなんだろうか。
考える程の事でもないと私は思うのだけど。

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