「コイツはダメだ」 そう思われたくなかったのは
ある日のこと。
職場の人A
この対応はダメでしょう。お願いしますよ。
私
………。
職場の人B
なんでこういう風にしたんですか!?
なんでこれはやらないんですか!?
なんでこれはやらないんですか!?
私
………。
職場の人C
(聞こえよがしに)私あれダメだと思うんだよねー
私
………。
こんな日もあるものです。
1日に厳しい言葉を何度も浴び、私はすっかり意気消沈してしまいました。
モヤモヤを抱えながら家に帰り、そのまま不貞寝
…などはせず、深夜の散歩へと繰り出すことにしました。
歩きながら起こった感情を見つめてみようと思ったのです。
愛用のウインドブレーカーに身を包み、家を出たのは夜の1時半を少し回ったところでした。
道に沿ってまっすぐ進むことにし、静寂の中ひたすら感情にフォーカスしました。
最初は悔しい、やってられねぇ、イヤになる等々マイナス感情のオンパレード。
それでもそこで止まらず、歩き始めてしばらく経ちました。
どうやら自分は人から「コイツはダメな奴」と思われるのがイヤなのではないか、と思い至ったのです。
そうなると
信用してもらえない感じがする。
それによって
人が離れていく。
そこにあるのは
寂しい。
と、言うことでした。
その瞬間モヤモヤはなくなり、自分の中がまばゆいぐらいに輝き出すのを感じたのです。まるでダイヤモンドのように。
ついでに「人を信じられないのは結局自分を信じられていないから」という言葉を思い出しました。
完全に開き直りましたとも。
言いたい奴には言わせておけば良い。
大丈夫。自分がいる。
—と。
ちなみに散歩はもう少しだけ続き、小休止の為コンビニに寄ったのが3時前。
帰り着いたのは3時20分頃でした。
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