大学で指名手配された僕が、風前の灯火から脱却した話。

3 / 5 ページ

好きに考えさせてくれ。


自分がこの世に生まれた意味を、

初めて深く考えた。


何か自分にできること、

本当にやりたいことってないのか。


色々考えた結果、

現状を変えたいと強く思った。




次の日には、その友人に逆にお願いしていた。


「俺もなんかやりたいけど、

 どうしたらいいのか分からん、

 俺どうしたらいい???」


そうしたら、

その友人から一人の会社経営者を

紹介させてもらえることになった。


その一つの出会いで、

人生が一変することになる・・・



人生で初めて、会社経営者と対面。


黒のテカテカのスーツに身を包み、

セブンスターのタバコをふかし、

その長髪はジェルでテカテカで

バリバリに固まっていて、

低く落ち着いた声色が妙に心地いい。


社長
なあ晃也、高層ビルを思い出してみ?
は、はい・・
社長
一番上にいる人と一階にいる人、
景色違うと思わんか?
た、確かに・・
社長
今晃也がさ、
まだ下の方の階にいるなって感じるんやったら、
上にあがっていくような努力してけばいいねん。
は、はあ・・
社長
そしたらほら、視野が広がると思わんか??
た、確かに・・
社長
そうやって、
自分のやりたいことってのは見つかっていくもんやねんで!
な・・なるほど!!
社長
大学にいたらそりゃやりたいことなんて見つからんよ。
俺もそうやったし。
そ、そうですよねっ!!
社長
だからさ、
これから自分がどんな努力していくかちゃう?



全身に電撃が走るような感覚に襲われた。


すぐに、

この人は今までに出逢ってきた人と全く違う。

何をしている人なのかよく分からないけれど、

なんとか弟子にしてもらいたいと思った。



しかし、

その方の元に弟子入りをするには、

100万円必要ということだった。


バイトもろくにせず麻雀ばかりしていたので、

貯金なんて全然していなかった。


それになにより不安で、

紹介してくれた友人に

本当に大丈夫なのか何度も問い詰めた。

が、なんだかんだ自分の中で

最初から答えは決まっていた。


ただどうしても資金的に工面に困って、

レイク、アコム、プロミス、アイフル

駆けずり回りなんとかお金を借りられた。


自動審査機の、

ちょっと待って!詐欺に注意!

という注意書きが何度も気になったが、

見ないように気を付けた。




よくもわからないまま、ビジネスを開始


自分の人生をよくするための100万円なら、

大学の学費よりはるかに安い!そう思った。


そこでは起業や成長に向けて色々ビジネス

を教えてくれるということだった。


僕がいた環境は心底素晴らしいと思った。


自分よりもかなり高いステージにいる方々

とふれあう機会も沢山あったし。


足りないことだらけだった僕が成長するには

ここしかないと思うような環境だった。


なんなら海外の大統領と対談をするような人。


若くして莫大な富を築いた不動産王。


海外で事業をする上で必要な、

セキュリティ会社の社長さん。


さらには誰もが知る

超有名なアーティストが人脈にいたり。


本当に人生って簡単に変わるものだなー、と。

感じざるを得なかった。


ここで成長していった先には、

起業したりだとか、有名人になったりだとか、

忘れかけていた、

本当になりたい自分になれるんじゃないか?


と期待が高まり、

毎日が楽しくて楽しくて仕方がなかった。


そんな最高の環境を、

僕の大事な友達に伝えたくて伝えたくて

仕方がない思いでいっぱいだった。


そしてその先には、

仲のいい親友同士でなにか

でっかいことをやりたいーーー!!

とずっと未来の自分を思い描くようになった。


知らず知らずのうちに、

その環境の素晴らしさを、

同郷から大阪に出てきていた

著者の川田 晃也さんに人生相談を申込む

著者の川田 晃也さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。