【世界一可愛いおばあちゃんになったる宣言!】Baby Angel ♡ 赤ちゃん天使がくれた贈り物

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そう言えば、ココは結婚もしたくないし、子どもも欲しくないと言っていたのに

春くらいから急に、今はまだ早いけど、時がきたら結婚して子どもがほしい、と

初めて私に言ったことを思い出した。


そしてその頃に、吸っていた煙草を完全にやめるセラピーに通い始めた。




彼女は、私が離婚したあたりから、どうやらタバコを吸い始めていたようだった。



私は娘が12歳のとき、離婚し、家を出た。

私も元夫もそれぞれ新しいパートナーができた。

私は新しい彼のいる日本とセドナを行ったり来たりの生活になる。


娘は父親のところにいた。

多感な時期に寄り添って一緒にいてあがられなかった。

娘と一緒にいるのは、セドナに戻って来る1〜2ヶ月。

そしてまた日本へ。

そしてまたセドナへ戻り、一緒に過ごす。

そんな生活が始まった。


しかし、元夫の妻と子どもの相性は最悪だった。

家庭環境は悪くなっていくばかりだった。


思春期の娘につらい想いをさせてしまった。

今もその頃を想うと、本当に胸が痛む。


やり直せるなら、やり直したい。

何度、そう想ったことだろう・・・


結局、子ども達に対する父親の新しいワイフによる継子いじめがエスカレートし

私はセドナに戻り、娘を引き取ることにした。


それから元夫との親権と養育費をめぐる裁判になってしまったために、

アメリカを出られない状態になり、日本にいる彼との生活はできなくなった。


そして、それは私の想像を遥かに超える泥沼の裁判になっていくのだが・・・

そのことにはここでは触れないでおこう。



そんな状況で娘はとても傷ついていたのだと想う。

しかし、それでも、タバコはまだしも、娘は徐々にドラッグにも手を出しはじめていた。


私は自分がそんなものには全く興味を持たなかったので、

娘のそんな状態にすら気づいてやれなかった。


同じように育てているつもりでも、一人一人子どもは違う。


息子は私が引き取れなくて、高校の先生が息子を引き取ってくださった。

その先生も、若い頃、同じような状況から引き取ってくださった方がいた。

その時、その人に言われたそうだ。


「私に対して恩返しをしようとしなくていい。

 君が大人になって、同じように困っている青年がいたら助けてあげなさい」


だからその約束を果たすだけだから、氣にしなくて良い、と先生はおっしゃってくださった。

そして息子にも同じことを約束させて、高校を卒業するまで下宿させてくださったのだ。

ある意味、息子にはもっと苦労をかけたが、息子はお酒やたばこ、ドラッグなど一切手を出さず、

むしろ、そういうことをしている友達を助けていた。


だから、娘がそんなことをしているなど、夢にも想わなかったのだ。


親というのは、あの時、ああしていれば、こうしていれば

あの子は、こうなっていたんじゃないか、など

いろいろ後悔するものだ。


そのことを知った時、泣いて娘に謝った。


なんてひどい母親なんだ、と自分を責めた。


その時、娘は私にこう言った。


それは私の責任だから、ママは自分を責めないで。

ママが自分を責めたら、私はもっとつらいから。




親になるマニュアルがあるわけではない。


親だって初体験なのだから、その時、わからないことはたくさんある。


ああしていれば、というのは、

経験したからこそ、後になってわかることなのだ。


だから、もし子育てで悩んでいる方がいたら言いたい。



自分にもっと優しくしてあげて。


親というのは始めから親であるわけではない。
その子に親として育てられるもの。


その子にとっての親は、どうあってもあなたしかいない。


あなたが後悔したら、子どもはもっと惨めになる。


後悔する氣持ちがあったら、それを信頼する氣持ちに変えて!


子どもに謝ったら、自分を許して、そしてもうそれを手放して。


その後は、子どもを信頼し、親としての自分を信じてあげて。


ただあるがままのその子を、そのままに抱きしめてあげて。


その子にとって、

あなたは世界一のお母さん/お父さんなんだから。



しかし、このことも言いたい。


親が子どもを心配するのは当たり前のこと。

でもそれを子どもに振りかざすのは、あなたのエゴ。


「あなたのために、こんなに心配しているのに!」


それは禁句!


はっきり言います。

親であっても、それは余計なお世話。


もっとがんばれ!あなたならできる!

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