第24話『第4章 うつの大波、そして離婚へ・・・急にうつの大波がやってくる』 大手企業で重度のうつ病を発症し、里帰り出産の妻から離婚され、約一年間自殺願望の消えなかった僕に深い愛情で接してくれた両親のおかげで、うつ病克服専門心理カウンセラーという天職に出会えた話

前編: 第23話『東京で幸せに関するワークショップに参加する』 大手企業で重度のうつ病を発症し、里帰り出産の妻から離婚され、約一年間自殺願望の消えなかった僕に深い愛情で接してくれた両親のおかげで、うつ病克服専門心理カウンセラーという天職に出会えた話
後編: 第25話『約3ヶ月の寝たきり生活』 大手企業で重度のうつ病を発症し、里帰り出産の妻から離婚され、約一年間自殺願望の消えなかった僕に深い愛情で接してくれた両親のおかげで、うつ病克服専門心理カウンセラーという天職に出会えた話

 幸せのワークショップから帰ってきて、1、2日経った頃、僕は体調に異変を感じていた。体が動かない。うまく話せない。不安がする。動機がある。息苦しい。食欲がない。便秘になる。気力が出ない。趣味に没頭できなくなる、などの様々なうつの症状が襲ってきた。自分でもわけがわからず、その波に飲まれるようにして、引きこもっていった。そんなときでも彼女は心配してくれて、一生懸命僕を支えてくれた。





 いよいよ復職の半年が過ぎようとするとき、僕の体調は最悪になっていた。心はボロボロ、体はズタズタ、頭はメロメロ。呼吸がうまくできない。気分がふさぎこんで仕方がない。じっとしていられない。でも体は動かない。


 最悪の状態だった。復職などとてもできるはずがなく、そのまま休職延長ということになった。ジェットコースターの頂上から最下層まで一気に急降下する気分だった。このときは、あまりの辛さに病院へ駆け込んだ。1週間3回くらい行っていた。そして事情を話すことができず、診断書を書いてもらった。うつ病の極度の悪化。これには本当に苦しんだ。





 抗うつ薬を最大限まで出してもらい、完全休養に入ることになった。ろくに動くことができない。彼女ともほとんど話す気が起こらない。自分はどうしてしまったのか、わけがわからなかった。





 これはおそらくだが、急に外部の強い刺激を受けすぎたため、体がそれについていけず、一気に体調不良になったのだと思う。新幹線に乗って、東京まで2往復して、一日中集中していたため、あまりにもテンションが違って過ぎていた。





 そのせいで、僕はこのあと、約3ヶ月間寝込むことになる。これにはあれほど優しかった彼女もあきれ返っていた。幸せになるためのワークショップに行ってなぜそうなるのか、もっと早く復職していれば、緊張の糸が切れないうちに復職するべきだった。そう思った。





 これは医者から言われたことだが、人間いい意味でのストレスもなければ、心がダメになってしまうらしい。悪いストレスは体に悪いが、いいストレスも受けなければ体がなまってしまって、ますますうつ状態になってしまうということだった。いい意味での刺激がなくなって、体が弛緩しすぎて、まるで宇宙から帰ってきた、自分の足で立てない飛行士のようだった。ストレスというものは、なくなりすぎてもいけない。それをわかっていなかった。





 医者には、「しょっちゅう来すぎや。もうしばらく我慢せい」と怒られた。自分でも長く休めば体は完璧に治ると思っていたが、どうやらそれは間違いのようだった。ベストは、体が回復してきて、安定した頃合をみて、職場復帰をすることだった。僕はワークショップにうつつを抜かし、職場復帰のタイミングを逃がし、体をもっと悪くさせていた。これには自分でも驚いたが、どうすることもできなかった。それから2週間ほどは、ものすごく強烈な不安と、じっとしていられない地獄のような恐怖と、死ぬかもしれないという苛烈な焦りを感じていた。1分1刻、生きているのが辛い。苦しすぎる。悶絶死してしまいそうだ。恐ろしいほどの精神疾患にかかっていた。彼女も見守ることしかできず、何もできなかった。病院には週3日で通い、精神感情を鈍化させる薬を特別に処方してもらっていた。それで、極度の不安や恐怖、焦りなどはぼかすことができるため、それでなんとかしのいでいた。本当に死にそうだとはこのことだと思った。





その後、僕は3ヶ月の寝たきり生活になる。3ヶ月というと相当長い時間だ。自分はそれだけの時間を無駄にしてしまったのかと思うと、残念でならない。このあたりから彼女もだんだん愛想を尽かし始めていた。






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第25話『約3ヶ月の寝たきり生活』 大手企業で重度のうつ病を発症し、里帰り出産の妻から離婚され、約一年間自殺願望の消えなかった僕に深い愛情で接してくれた両親のおかげで、うつ病克服専門心理カウンセラーという天職に出会えた話

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