癌が消える!?工場の話だとばかり思っていた「ザ・ゴール」の TOC(制約理論)をガン細胞のことに置き換えてみると、お金が節約できて元気になることが小学生でもわかるという話【前編】

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5.ボトルネックが移動。惰性に注意して1に戻る


TOC(制約理論)では、この5つのステップを通して全体のつながりを変えて、生み出す価値を最大化していく。今回はガン細胞についての関係性を、このステップで見ていこう。



■ステップ1.ボトルネックを特定する

 → 仕事が片付いていない免疫チームさんに注意を払う

ボトルネック=キーパーソンを特定する方法は、「そのプロセスの前の在庫(材料)の量」で判断する。簡単に言うと仕事が一番溜まって、次を待たせてしまっている人のことだ。

ガン細胞がたくさん増えているのは、免疫チームさんがやっつける仕事がたまっているということ。つまり、免疫チームさんが、注意を注ぐべきボトルネックだということになる。



■ステップ2.ボトルネックを徹底活用する

 →免疫チームさんを徹底活用する。休ませない。

ボトルネックを特定したら、つぎはボトルネックの能力を最大限に活用することを考える。

工場ならば、ボトルネックになっている機械の作業だけは、お昼休憩だからといって他の機械と一緒に休ませないで動かし続ける。

身体でも同様だ。

では、免疫チームさんはどんなときに休んでいるのか?


ひとつは、ビタミン・ミネラルを破壊する白砂糖を食べたとき免疫チームは仕事を休んでしまう。

たとえば、角砂糖20個ぶん入ったコーラを1本飲むと4〜5時間、免疫機能が急激に低下するというデータがある。白砂糖が入った食品を食べれば食べるほど、免疫チームさんの仕事を邪魔して、ガン細胞をやっつけるのを止めてしまっているということなのだ。

その間、やっつけそびれたガン細胞が翌日に繰り越されて、徐々に徐々に借金のように溜まっていく。

他にも、精神的ストレスを溜めてネガティブなことばかり考えていると免疫力が落ちると言われている。また、体温が1度下がるだけでも、免疫力が30%下がるともいわれている。

「ガンの原因かどうか」という議論に惑わされずに、ボトルネックである「免疫チームさんの邪魔をしているかどうか」で判断してみると、いろいろな物事がスッキリと見えてくるはずだ。

とにかく、免疫チームさんが仕事を休むきっかけをつくらないことが第一段階なのだ。



■ステップ3.ボトルネックに従属させる

→免疫チームさん以外にもできることは、他の人が手伝う

免疫チームさんの邪魔をするのをやめたら、つぎは免疫チームさんのサポートをする。

免疫チームさんの仕事は、ガン細胞をやっつけることだけではない。

だから、免疫チームさんの仕事のうち、他の人でもできることは他でやったり、新しい仕事を増やさないように周りが気を使うようにする。


具体的には、外敵のテロリストが破壊活動をするのを取り締まる仕事の負担が軽くなるように、

●新しい毒を外から入れない
●入ってしまった体内の毒を外に出す

という2つのアイデアが実行できる。




●新しい毒を外から入れない

新しい毒を外から入れないためには、

・人混みや空気の汚れているところに行ったら手洗いうがいをする

・発がん性かどうかはともかく、人間がもともと消化してこなかった自然界にもともと無いものをなるべく食べない

(お医者さんが処方してくれるものを含めた薬物、合成脂肪、食品添加物、ほか)

・発がん性かどうかはともかく、自然界にもともと無い、石油製品をなるべく身体に触れさせない

(石油から作られたシャンプー、スプレー、タールなどの入ったタバコほか)


など。



●入ってしまった体内の毒を外に出す

いちど入ってしまった毒を体内から追い出すためには、

・腸を浄化して、腐敗物を体内に溜めないうようにする(食物繊維、水分を採る、ほか)

・解毒機能のある肝臓さんを浄化して、フル回転してもらう(ファスティング、アルコールの過剰摂取を避ける、過剰なタンパク質の接種を避ける、ほか)

・毎日運動をして、リンパから毒を排出する(トランポリン、ジョギングほか)

・殺菌能力のある食品を食べる(にんにく、まいたけ、ほか)


など。




■ステップ4.ボトルネックを強化する

→免疫チームさんを強化する

免疫チームさんは、体温が下がると活動が止まるけれど、体温が上がるとよく活動してくれる。

運動で筋肉つけることで平熱を高めれば、免疫チームさんを強化することができるのだ。

さらに1日2分のミニトランポリンを続けて循環がよくなると、白血球が3倍になると言われている。

また、にんにくは殺菌作用だけでなく、免疫チームさんの機能そのものを高めてくれる作用もあるので、毎日食べることで、キーパーソンが強化されて、より活躍することができる。






■ステップ5.ボトルネックが移動。1に戻る

→ガン中心ではなく、もっと健康でバイタリティにあふれた人生を楽しむための次のキーパーソンを探す


ここまでのステップを通して、ガン細胞さんを取り締まるチームの連携が取れて、

 1日に作られるガン細胞の数 < 1日にやっつけるガン細胞の数

この状態になりさえすれば、いずれガン細胞は消えていく。収入と支出の関係と同じだ。


これまでの借金(やっつけそびれていたガン細胞)がどれだけあるかはともかく、

毎月入ってくる収入よりもたくさんお金を使っていれば、いずれまた借金まみれになる。

毎日作られるガン細胞さんよりも免疫チームさんがやっつけるガン細胞の数が少なければ

いずれまたガン細胞まみれになるという、単純な引き算でわかる話だ。


ウィルス性のものなどガンにはいろいろな要因があると言われているけれども、構造はシンプルだ。

キーパーソンの免疫チームさんへの集中力を正しく注いでいれば、

昨日より今日、今日より明日、ガン細胞は減って10000個より増えることはないのだ。


いかがだっただろうか。


「△△がガンに効く」とか「▲▲はガンになる」など、バラバラで単体の情報は聞いたことがあったかもしれないが、ここまでみてきたように、キーパーソンである免疫チームさんを中心にしたつながりで考えると、ガン細胞について身体で起きていることの全体像がなんとなく整理されて見えてくるような気がしないだろうか?


逆に言うと、いくら「ガンに効く」と言われていることを単独でひとつやふたつやってみても、

・免疫チームさんの邪魔をしまくって(白砂糖を食べて、運動をせずに、ネガティブな思考をしたり)

・免疫チームさんの仕事を増やしまくって(毒を食べたり、毒を溜めたり)

ガン細胞が増える根本原因をそのままにしておいたら効果は期待できないことがすぐにわかるだろう。

今回挙げたアイデアはごく一部なので他にも方法はたくさんあるのだけれど、免疫チームとのつながりを意識してみると、あなたが見る世界もつながりで整理されてくるはずだ。


それでは最後に、日本人の死因第1位、ガンで最も多くの人が採用している対処方法を見てみよう。


病院でのがん治療を全体のつながりでみてみると

どんなに健康な人も毎日ガン細胞ができていることはわかった。

免疫チームさんがガン細胞をやっつける力が人間に本来あることもわかった。

そして免疫チームさんが能力を最大限に発揮できるようにすれば、いちど増えたガン細胞も減らせることがわかった。


じゃあ病院でガンと診断されている人たちは、どういう対処をしているのか?


病院でガン細胞に対して行われるアプローチは主に2つある。

●手術でガンを切って取り除く

●抗癌剤治療でガンを殺す



このふたつについても、全体のつながりに意識向けて見てみると意外な現実が見えてくる。

このことについては、続きの次回【後編】で。


それまでにもういちど、キーパーソンの免疫チームさんを中心としたつながりであなたの肉体の健康を振り返ってみてもらえると嬉しい。


ここまでおつきあいありがとうございました。


追伸

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筆者紹介 タナカミノル

サハラ砂漠を野宿で7日間251kmを完走、キリマンジャロ登頂成功などを経て、

身体性を使って学習するコミュニティ「神無き時代のアルケミスト」主宰。

FXのトレーダー育成では、ひとつの売買手法を覚えさせるのではなく、トラウマを解消して各自のオリジナルルールを作らせるという独特の指導方法で1000人以上を指導し、利益だけにとどまらないクライアントの人生全体のフローで改善し、プロトレーダーも多数輩出している。


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