いささか大き過ぎる代償ではありましたが・・・

数年前、まだアメリカ企業に勤めていた頃、
あるグループからの依頼を受け、スピーチさせて頂いたときのことです。

 

後日、その主催グループのお一人、
発達障害児を精一杯育ててらっしゃる、とても優しい方からメールが届きました。

 

ちょうど、そのスピーチをした日を含める4日間は、
中村天風先生の教え(教義、呼吸法、体操、瞑想、等)を実践している団体の
夏季鍛錬会に参加していました。

 

そこで魂が揺さ振られるお話を伺った後だったからでしょうか、
どうしても、お礼メールを下さった方に、その内容をお伝えしたくなりました。

 

下記内容は、その時の私からの返信メールです。

 

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XXX さん

 

素敵なブログを拝見しています。
またXXさんのブログへのコメントを読む度、本
当に優しい方だなと感じています。

 

でも、それは、様々な経験を通してのことなのでしょうね。

 

実は昨日、20年位前に10歳の息子さんを
白血病で亡くされた方のお話を伺いました。

 

以前から存じていて、「なんて優しい人なんだろう、人徳者だ!」
と感じておりましたが、
そのような過去があるなんて微塵も感じさせない素敵なおじさんです。

 

しかし、昨日、

 

「以前は何にでもぶつかって行っては、胃を痛くする毎日で、
 辛い出来事に感謝するなんて考えられませんでした。
 息子を亡くした後も、同じくらいの子供をみると妬ましくて妬ましくて...

 

 でも、天風教義にふれて前向きになり出した頃、ある方から、
 “息子さんに感謝だね”と言われました。
 その時は意味が全く分かりませんでした。

 

 が、息子のお陰で、天風教義を知ることができ、
 素敵な皆さんに出会えました。
 きっと、あのままだったら、

 僕の胃は半分くらい切除することになっていたと思います。

 “いささか大き過ぎる代償ではありましたが、息子に感謝です!”」 


 

言葉がありませんでした。ただただ号泣でした。
ちょうど前の夜、「その方が如何に思慮深いか」を切々と語ったばかりでした。
その理由、完全に分かりました...

 

小学生の子供たちに呼吸法や体操法を教えられていた時、
どんなお気持ちだったのでしょう...

 

今の私には到底計り知れませんが、
そのような素晴らしい方に出会えたことが、ただ有難くて、有難くて。

 

長くなってしまいましたが、
この出来事を文章にしておきたかったので、どうかお許し下さい。

 

これからも宜しくお願いいたします。

 

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<追記>

 

中村天風先生の本を私が初めて読んだのは、
もう20年以上前のこと。ある方が、紹介してくれました。

 

その当時も本当に良い本だと思い、
赤や青の線、黄色のライン・マーカーを引きまくり、
毎日持ち歩いて、線を引いたところを何度も読み返していました。

 

ところが、数年前、久しぶりに全部読み返したところ、
心に響く内容が変わっている自分に気が付きました・・・

 

気に入った本があると作者に会いに行く私、

 

しかし天風先生は私が生まれた昭和43年に他界されていました。

 

それならばと、
生前の天風先生から指導を受けられた方に会いに行ったのです。

 

そして、探し当てたのが、日記に書いた団体です!

 

 

そこでも、本当に素敵な方々に出会えました。
それこそ、この道、40年、50年の実践者集団です。

 

そして、何より忘れられないのが、初めて参加した会合での、
80歳以上の御爺さんから頂戴した言葉です。

 

「初めから頑張り過ぎないように!

 みんな、いろんな問題を抱えてやって来て、その悩みが解消したら、

 はい、さよなら、って人が殆どだよ。

 3年以上続く人なんて一握り。

 いいかい、初めから頑張りすぎず、気長に無理せず、やればいいんだよ!」

 

この道50年の超実践者からの御言葉、本当に胸にしみました・・・

 

初日に、あの方にお会いしなかったら、
多分私の場合、二回目はありませんでした・・・

 

 

今、振り返ってみると、あの御爺さんの言葉が、
猛烈ビジネスマンだった自分を、新しい世界に導いてくれました。

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