「悔いなく、どんなことでもやろう」 食品スーパー経営者 佐藤啓二&澄子ご夫妻 ~プロフェッショナル仕事の流儀~

2 / 3 ページ

手間と原価は、他店以上に掛かるけれども、

そうすることで利益が生まれ、お客様が喜ぶ、

美味しくて身体に良いものが提供できるのだそうです。

 

お店は80坪で年商7億円、おはぎとお惣菜で年商3億円(2011年)。

ちなみに、おはぎだけで25000万円(2011年)の売上があり、

1日平均5000個、土日祝日は1万個以上、お彼岸には2万個以上売れるとのこと。

 

番組で紹介された内容は、是非こちらをご覧ください♪

 

 

 『ふたりの約束☆ 魂の惣菜』

~プロフェッショナル 仕事の流儀~ 

http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0302/index.html

 

<<お客さんと競争だっちゃ>>

仙台駅から車で30分。人口4,000あまりの山あいの町ながら、

佐藤夫妻が営むスーパーには行列が絶えない。

大半の客の目当ては、おはぎや弁当といった手作りの惣菜だ。

 

「うちの惣菜は家庭で作れる平凡な料理ばかり」

と妻の澄子は謙遜するが、そのこだわりは尋常ではない。

深夜1時には起床、2時にはちゅう房に入り、

35名のスタッフを束ねて毎日100種類もの惣菜を作る。

最も手をかけるのは看板の煮物。

焦げる寸前まで煮しめて、芯まで味をしみ込ませ、

冷めてもうまみが落ちない工夫を凝らしている。

 

澄子たちが作るのは、高級料理ではない。

どの家庭にもあるような“おふくろの味”。

だからこそ澄子は「お客さんと競争だっちゃ」とみずからに言い聞かせ、

「もっとおいしくできないか?」と日々試行錯誤を続けている。

 

『澄子は専務として惣菜の“味”を取り仕切り、

 夫は社長として売上など“数字”を管理する。

 ふたり、あうんの呼吸で店を切り盛りする』

 

ピークには1日250万円も売り上げる名物おはぎ。

添加物や保存料は使わず賞味期限は1日限り。控えめな甘さが人気の秘密だ。

 

看板商品の煮物は、具材ごと別々の鍋で煮込むため、

午前2時には仕込みを始める。昔懐かしい、おふくろの味だ。

 

<<つねに「きちっと」>>

夫の啓二が店に姿を現すのは、早朝5時。朝いちばんの日課は掃き掃除。

真冬でも白い息を吐きながら、店から100メートル離れたバス停まで丁寧に掃いていく。

「自分の庭と同じですよ、お客さんがいらっしゃるんですから。

 道路が汚いのに自分の家ばかり磨いていてもダメなんです」。

 

つづいて、まだ薄暗い店内で商品の陳列を直す。

客が手に取りやすいように、社長であるみずからが整理整頓を徹底することが

店の“姿勢”を作っていくのだという。

 

「まず自分自身の姿勢をきちっとしないとダメなんですよ。

 お客さんに来店いただくような店作りをしましょうってこと。それだけなんですよ」。

 

開店後もみずから店頭に立ち、客に不便がないようにカゴを笑顔で渡していく。

ただおいしいものを作るだけではお客からの支持は長続きしない。

商いの基本を社長みずからが率先して「きちっと」示すことで、ふたりの店は切り盛りされている。

 

著者の佐倉 英行さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。