Bride of Japan 2014 ファイナリスト 小西麗 志望動機

Bride ofJapanとの出会いは、五月の初め、マネージャーから届いた一通のメールだった。


募集要項には、

・Bride of Japan の意義

・目的を⼗分に理解し、⾃身の知性と美しさ、そして⽇本の⽂化を世界に発信したいと強く思っている方。

・健康で明朗な知性・感性・品格を伴った方。

・未婚女性。・⾝長165cm以上。

・18歳~33歳(2014年4月1日時点)。

・高校卒業以上

・日本国籍(日本のパスポート保有)」

とあり、資料出しのご希望の有無を教えてください、と添えてあった。

Bride of Japanに掲載されている私のプロフィールには、「職業 モデル」と書いてある。

昨年の春、事務所へ所属した私は「職業 モデル」になってから、Brideof Japanが初めての案件だった。

ファイナリストへ選出され、プロフィール欄へ書かれた「職業 モデル」の肩書きはなんだかまだ見慣れず、すこしくすぐったくもあったのを覚えている。

あのとき、マネージャーからメールを受け取った私の馴染み深い肩書きは、まだ「大学生」だった。

大学生として生活をするの私の中で、ミス・コンテストの響きは、いわゆる「ミスコン」のイメージが強かった。いわゆるミスコン、というのはつまり、大学のミス・キャンパスだ。

しかしながら、私が通っている大学は女子大で、一応ミス・キャンパスを学校祭で選出しているけれど、そもそも「ミス」という言葉は使われていない。

これは学校側の考えらしい。

私の通う大学で行われるそれにはあまり、盛り上がっている行事である、という印象もない。

綺麗なひとも、かわいい子も、たくさんいるのにどうしてだろうね? と、友人同士で話題に上ったことがあるくらいだ。私が思うに、「ミス」を決めて喜ぶのは、結局のところ男性だからだ。だからこそ、大学側も「ミス」という言葉を使いたがらないのかもしれない。

大層盛り上がる大学もあるが、そもそもミスコンとは、なんなんだ? という自問に用意した答えは、女性アナウンサーへの登竜門、だったので、自分が一生の内にミスコンへエントリーすることになるなんて考えたこともなかった。

柄じゃない、とも思っていた。

では、どうしてエントリーしたのか、という話になるのだけれど。Bride ofJapanについてのメールを受け取り、モデルという仕事のスタート地点に立ったばかりの私は、この仕事についてわからないことばかりだった。

だからこそ、自分の持つ武器とは、学生として今まで得てきた知識と、自分の言葉を持っていることだと思っていた。モデルとして私はまだ何も持っていない。失うものも持っていないのなら、なんにでも挑戦してみよう。

Brideof Japanに対して、男性本位な印象を受けなかったことも、エントリーを決めた理由の一つになるかもしれない。

実際に、モデルとして活動する上で、知識や、自分の言葉で表現するということが要求されるのは、うんと永くキャリアを積んだひとだと思う。

そういう人たちは、既にモデルとして完成していて、表面的なスキルはぴかぴかに磨き抜かれた人たちだ。

そこからどう自分という色を出していくのか。

始めたばかりの新人には、もっと必要なテクニックや基本的なことが他にたくさんあるから。

こんなタイミングで自分の内面を表現することを求められるなんて、そうそうないのではないかしら。

だから私はBrideof Japanへのエントリーを希望した。

事務所に入る前の自分では、きっと絶対に応募しなかっただろう。自分に何ができるのか、やりたいのか。このコンテストを通して見つけたいと思った。

Brideof Japanへのエントリーが、新しい世界への一歩になればいい。そう思って書類を出してもらうことにした。

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