あまり話す機会の無い高校時代の話

B’zと広末涼子とビートたけしが三度のメシより大好きだった俺は高校受験が差し迫った1月に悩んでいた。
公立高校で行きたかった高校の近くに当時珍しかった大型のショッピングモールが出来た影響で、倍率が跳ね上がったのだ。
だからといって他の公立に行く気にはなれなかった。
妥協はしたくなかった。
万が一のコトを考えて私立の高校も受けさせて頂くことにした。
二つ併願推薦という制度を利用して受けたのだが、どちらも男子高だった。
行くことは避けたかった。
だって、思春期だったから。
2月。
ベストを尽くしたものの、合格発表に俺の番号は無かった。
ほぼ同時に、男子校2校の合格通知が届いた。
一つは安田財閥の学園。
もう一つはビートたけしが通った学園。
俺はたけしの後を追うことを選んだ。
3月。
卒業。
初めて時計を買ってみた。チタニウム製のG-SHOCKだった。
4月。
入学。
入学して2週間後に発覚した。
たけしが通っていた高校は足立高校。
俺が入ったこの高校は足立学園高校。
周りを見渡せば男男男ばかり。
スポーツ系の部活はみんなほとんどがイカつい坊主頭。
クラスメイトは全員キャラの濃い野郎ばかり。
男の修道院に通っている錯覚を憶えた。
俺はこの高校で自分を鍛えに鍛え上げようと誓った。
卒業する時、良くも悪くも学園内で最も個性的な生徒だったと今も言われている。

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