【子育てよい旅☆第2回】四国「こんぴらさん」で子どもの発達訓練。~階段と脳神経①~

後編: 【子育てよい旅☆第3回】見たらわかるでしょ! と言われても、わからないときの子ども。~階段と脳神経②~

 最近、階段のぼってますか? え? のぼってない?


↑「こんぴらさん」名物、階段タクシー。


 香川県仲多度郡琴平町にある神社「こんぴらさん」は、階段が1368段続きます。



 もちろん、長い階段があるスポットは日本全国ありますが、ここ「こんぴらさん」は、お店あり、山門ありと、なんとも飽きない階段スポットになっています。



 

 ↑のぼりきったところにご利益あり。



 そして、この階段スポットが、全ての子どもの発達に貢献する「子育て・発達ツーリズム」の原点なのです。


↑こちらは、身近にある全自動階段タクシー。



     ☆



 なぜ階段なのか。

 子どもの運動で、「踏み台昇降」というのがありますね。


 この踏み台昇降が脳を活性化させることは、みなさん知っているとおりです。北陸大学の研究では、「うつ病患者や精神不安症患者および脳内セロトニン神経系の活動障害が関係している精神障害患者にとって,運動が有効な働きをすることを示唆してきたが(中略)リズミカルな運動が脳内セロトニンを増加させ,そのことがヒトの精神的な健康の改善に役立つ」としています(佐野ら『北陸大学紀要第26号』2002年)。


 高齢のかたでも認知症予防に取り組んでいるかたが多くおられます。踏み台昇降は、文字通り万能なわけです。


↑踏み台昇降にいろいろな要素を加えた「STEPエクササイズ」も人気


それに反して、

踏み台昇降を、学校でやることは少なくなっています。


↑文部科学省のホームページより。「新体力テスト」に踏み台昇降が入っていない。

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/stamina/03040901.htm


 ステップを踏むことは、脳のセロトニン神経系を活発にさせるのですが、残念なことに、それを学校に期待するのは難しいのです。


 まして、障がいのある子や病気の子にはやらせません。巷の公立療育センターでも、トランポリンやブランコがよくピックアップされますが「まずは踏み台昇降をいっぱいしなさい」というところはちょっと知りません。


 私たちは、脳に障がいがある子に、まずは徹底的に踏み台昇降をさせる。


 なぜか?


 第一に「わかりやすい」からです。重い障がいがあっても、今まで、段差を認知できない子はいませんでした。


 段差を踏んでのぼる。そして降りる。

 「1・2」と「3・4」の動作で終わります。この繰り返しです。


 踏み台昇降ができないのは、できないからではなく、やったことがないからにほかならない。だんだんとできるようになってくるのがわかります。


 第二に「自分でできる」。

 わかりやすいので、だんだんと自分でできるようになります。つきっきりで大人がなんでもかんでも手助けしてやらなくてもよくなるのがコツです。


 第三に「集中力を高められる」。

 できるようになるまでに、数秒やったら飽きて、ぴゅーっとどこかにいなくなってしまう場合もあるでしょう。けれども、そこからだんだんと数十秒・数分間と続けていけるようになるかどうかで成長がわかります。


 いちおうトレーニング(訓練)ですので、これはきちんとやることですよ、と伝えられるかも大事になってきます。やることはやる、ということをいかに教えるかを大人が学ぶにも、よい課題です。



「こんぴらさん」は、日本有数の児童発達支援センターである。






 




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【子育てよい旅☆第3回】見たらわかるでしょ! と言われても、わからないときの子ども。~階段と脳神経②~

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