【子育てよい旅in四国☆第6回】この子たちと旅をする理由。体験して学ばせる。

 そうして、旅をする


 レストランで静かに食事したり、温泉で迷惑をかけずにお風呂に入ったり、登山ですれ違うときに道を譲ったり……ということができることが、なによりもSST=ソーシャルスキルトレーニング(社会で生きていくうえでのマナーなどを学ぶ訓練)になるからです。


 出かけた先で見たものは、本人たちの取り組みやすい方法で、絵や文字にします

 これは、「入力⇔出力」という作業で、「体験する⇔思い出す」ということです。これは記憶の出し入れのトレーニングといえます。小学校などでも、遠足のあと絵をかくのは、大事なことです。絵をかきながら「人が来たら道を譲ります」という言葉がふいに出てきたりします。


 

↑これは市販されているSSTの絵カード。私たちは使わない。



↑体験したことをもとに



↑自分たちで作る。「まず体験ありき」→「体験したことを思い出す(絵・文字・ことばetc)」→「学んだことは何か」


 そのほかにも、できた絵は、Facebookで披露し、地域おこしに取り組んでいるかたがたに使ってもらえると、ありがたいですね。「いいね!」をいただけると、それはもうとてもうれしいのです(宣伝してすみません笑)。




 こうして、「何もできないわけではない」ということから「子どものほうからできるように」しむけていく。


 絵カードを買ってきて使うのと、自分たちで作るのとでは、積極性に違いが出ます。


 「ノープログラム・ノープロブレム」というのは、そういう理由なのです。


 最初から用意されたカリキュラム・教材は子どもを受け身にします。これが一番よくないのです。私も子どものころ、学校で与えられた教科書どおりに、黒板に書かれたものをノートに書きつけ、テストされるのでは、自分からやろうという気持ちが出ませんでした。


 やることは単純ですが、階段をのぼるという運動から、積み上げていくように「自分たちの学びを生み出す」。


 この力が、結局、障がいがあろうがなかろうが、子どもを変えるのです。



↑「力の入った、ものをしっかりととらえる目」に変える。障がいの重い子は、ぼんやりとした目で、どこか遠くを見ている目つきが多い。目で情報をうまくとらえられないと、食べ物を鼻でかいだり、土を口に入れたり、同じことを何度も聞き返して来たりといった行動が多くなるかもしれない。改善できるかどうかはわからないが、なるべく年齢の早いうちから取り組んでおいたほうがよい。これは最近、障がいのない子にもいえるような気がする。



 






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