Bride of Japan 2014 準グランプリ 北道綾 コンテスト当日

そして、またまた時間はあっという間に過ぎ本番当日である9月25日という日が来てしまいました。

実は前日までスピーチがまとまらず悪戦苦闘。

私の本当に言いたいこととはなんなのか、どうしたら分かりやすく伝わるのか考えに考えぬいても納得が出来ずにいました。ぎりぎりまで東京にいる友人に相談したり、前夜には母に電話をしてやっとまとまりました。

それに、自分でも人生においてこんなに年齢を経てからのミスコンへの挑戦は考えたこともなかったのでこれが最後であろう、と思ったので後悔のないように取り組んできました。

スピーチの声の出し方が弱点だったので通ったボイストレーニング、ドレスウォーキングを新たに学ぼうと思って足を運んだモデルスクール、京都のキャンプでもお世話になり個人的に着付けに通った豊和堂さん、整体、エステ、そして色々な美容情報を教えてくれた友人達、精神的に強く支えてくれた親友と家族。この1カ月で本当に色々な出会いがありました。ファイナリスト達、事務局の方達、桂由美さん達、その他大会を支えてきて下さった方々との出会いも含めこれらの出会いが私の何よりの宝物になったと思います。

そんな胸いっぱいな思いで当日の朝を迎えました。

 


コンテストは、六本木にある東京ミッドタウン、アトリウムで行われました。18時からの開始でしたが、もちろんリハーサルやドレスあわせなのがあるので早朝からの集合です。

どすっぴんの中、まだ周りに人の少ないステージでのリハーサルを行い本番へのスタンバイへ。この日が今までみんなで頑張ってきた集大成の日、と思うとわくわくすると同時にもうなかなかみんなと会えないというさみしさのほうが募ってきました。

綺麗ごとはなく、私にとってファイナリスト達はライバルではなく、仲間、家族、姉妹のような感覚だったのです。

 しかし、時間が近づくにつれ緊張も徐々に増し、1人、緊張をほぐすのか筋肉をほぐしたいのか、顔のころころマッサージ器をあてたり、これまた顔パックマスクを皆さんに配って一緒に顔パックしたりと、みんなを巻き込んで後悔のないように!と本番へ気合も入ってきました。


 まずは、和装の打掛から。和装もドレスもすべて、桂由美さんのブランドのもので、事前に先生がファイナリスト達へ似合うものを選んでくださっていたようです。

私の打掛は白地のオーガンジーの軽いもので墨絵風に描かれた赤い牡丹の絵が印象的。頭にも大きな牡丹の髪飾りをあしらわれ、華やかでとても気に入っていました。緊張でがちがちになるかと思いきや、着付けをして下さったスタッフのお姉さま方とお話しをしていたらすっかり楽しくなってしまい、もう楽しんでいこう!!という気持ちになっていました。

 そして、いよいよステージへ。私の順番は2番目。

1番目の方のスピーチが終わり立ち位置に戻るときに私のランウェイがスタート。ゆっくりと花嫁の気持ちになって歩いたつもりでしたが、後からビデオで確認するとなかなかの忍者のような足並み。そしていよいよマイクの前へ!!眩しいライトに照らされた一声目は。。。なんとからぶり!声が裏返ってしまったのです。思わず地声で「I am sorry I am so nervous…」と続け日本語へ移しなんとかスピーチは終了。やはり、付け焼刃の発声練習では駄目だったようです。でも、落ち込んでいてもしょうがないので堂々と自分の立ち位置へ戻り皆さんのスピーチを笑顔で聞きながら一度退場しドレス審査へ。


 ドレス審査で私が着たものは、すそがふんわりとしたとてもボリュームがあり後ろに大きなリボンのついたドレス。しかし胸元はすっきりとしていて華やかなブーケと相性がよく可愛らしいドレスでした。今回は皆さん、ドレスの裾やボリュームがあるので1人1人の入退場です。はたまた、ここでも予想外のことが。それはリハーサルではステージが汚れないように被せてあったビニールがなくなったため、スムーズに歩けないということ。そして裾もすべらないため、ドレスがリハーサルよりかなり重く感じ、まさかのウェイトトレーニングなみな足さばきに。レッスンでは前のドレスを少し蹴るように歩くと教わっていましたが、本気蹴りを何回かしてしまいました。それでも前のドレスの裾を踏みかけたほどだったのです。足はドレスに必死、上半身はポージングと表情に必死、そして、ようやくマイクの前へ。女性って凄い!

 ここでは、皆さん違う審査員にそれぞれの質問をされます。私はペルー共和国大使館より特命全権大使、エラルド・アルベルト・エスカラ・サンチェス・パレト閣下より質問を頂きました。旅行好きな私はペルーへも行ったことがありましたし、ペルーのことを復習しそんなに深い質問はこないと思っていたのですが、聞かれたのは、

「最古の恋愛小説である源氏物語についてどう思いどう表現されますか」

という質問。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

私の記憶では司会の方も少し言葉を詰まらせていたような。。

私は笑顔の裏で必死に頭の中を巡らせました。

質問には自分の言葉で答えなければなりません。

「高校時代バスケ部に励みすぎて日本史の記憶はございません。」なんてスペイン語で言ったとしても、通用しません。

わかりません、答えられません、はこのミスコンの世界ではアウトです。

社会は厳しい!

結局、ありったけの最小限の知識をかなりオブラートに包み表現し、現代の結婚観と幸せな結婚とはという話につなげました。

壁にぶつかってもとりあえず挑戦してみる、ここで私の経験と強みが最大限に生かされたように思います。

後日談ですが、翌日、観覧に来てくれていた両親達とは「あの会場でどれだけの人がちゃんと源氏物語を読んで説明できた人がいたと思う?」という話になりました。「多分、いないと思う。」と私は回答。いやはや、もう一度きちんと、日本人女性として、源氏物語を読みたいと思います。

 バックステージに戻り、「幽玄美とは?」という難しい質問をされているファイナリストもいて質問の差が激しいなあと感じました。さて、残すは表彰だけ、というわけですっかり気持ちもゆるゆるになっていたのですが、最後のみんなでのフィナーレは気合いをいれました。そりゃあ、美しいドレスを着たファイナリスト達がステージに並ぶのですもの!


 表彰は3位から始まり、名前を呼ばれなかったのでダメだったか、と思っていたらなんと準優勝で名前を呼ばれたときは驚きました。しかし、気持ちはとてもリラックスしていたので涙は出ず、ただただ両親や支えてきてくださった方々に感謝するばかりで。人生初のミスコンでのタスキ。本当に嬉しかったです!!

 一人の力では決して手にすることが出来なかった準優勝。WEB投票をはじめ沢山の方々が応援してくださったからこんなに素晴らしい結果を残すことが出来ました。人はつながって助け合って生きている、と感じることが出来たとても幸せな経験が出来ました。

 皆さん本当に有難うございました。

 そして、皆さんのこれからのそれぞれの挑戦も、皆さんの努力と周りの支えで成功しますように。


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