【子育てしまなみ☆第3回】脳が小さい話とサイクリング。

 子どもとサイクリング! ということを考えたとき、あなたは何を思い浮かべますか?


↑「瀬戸内海横断自転車道」今治市糸山公園から来島海峡大橋をのぞむ。


 その子が健康な子であれば問題はないでしょう。


 発達障がい=空間認知が難しい=電柱などとの距離感がつかめない=自転車の運転は危険


 というのが私たちのサイクリングにはついて回ります。


 障がいが軽い子であれば、自分の状況を説明できることもあります。

「自転車になかなか乗れず、つらい体験が何度もフィードバックする」

 自閉症であると、嫌な記憶、失敗な記憶というのが忘れられずふとした瞬間に蘇ってきてパニックになったりするのです。


 だから自転車に乗らないまま生きていく生き方もあります。

 

 でもあえて自転車に乗る生き方を選ぶこともあります。


 この子たちの場合は、後者なのです。自転車に乗るということに、拒否反応は示しませんでした。障がいがあったとしても、各人の生き方は自由なのだということです。


 とはいっても、12歳のときに、この子と出会い、自転車に初めて乗せたときは、もはや手取り足取りでした。

↑今では喜んでサイクリングをする。



 全く乗れませんでしたので、彼は自転車の上、私は走ってつきっきりで教えました。毎日汗だくで5km以上は走っていました。


 自転車は脳のあらゆる部分を使います。

 そのなかでも、脳の神経の半分以上を占める小脳や、脳の根幹である脳幹の働きははずせません。


 発達障がいでも、特に自閉症の重度の場合には、これらの脳の発達の遅れがあるケースもあります。


↑自閉症児の脳の委縮についての論文


 実際、「小脳が小さいと病院で言われた」という子もいましたし、そういうことももはや医学的にはわからない子もいるのですが、教える側としては、こういった子を自転車に乗せることで、少しでも弱い部分を鍛えられるのではないかと思って乗せるのです。


つづく。

みんなの読んで良かった!