金髪美女が、僕の部屋に泊まりに来た 4・5日目

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前編: 金髪美女が、僕の部屋に泊まりに来た

 俺の女に手を出すなっ!






ヴァネッサが私のうちに来てからもう6日目。

できることなら、彼女との共同生活が永遠に続いてほしい。


しかし、世の中というものは思い通りにはいかない。

私の淡い期待をぶち壊す事件は、突然、勃発した。






貴船神社を後にした我々は、鞍馬山をハイキングしていた。

とても気持ちのいい天気で、しかも同伴者はヴァネッサ。

私は幸せの絶頂だった。




私とヴァネッサがおやつ休憩をとっていると、背の高い男が近づいてきた。


ヨーロッパ人のようだ。

馴れ馴れしく話しかけてきた。

おそらく、狙いはヴァネッサだろう。

魂胆が見え見えなんだよ、この野郎。



彼の名はルイス。

一人で日本を旅行しているポルトガル人だ。



ルイスは英語があまり流暢ではないのだが、妙に人懐っこい。

なんだかんだで私たちにくっついて歩いてきてしまった。




それだけならまだ許せる。



だが、





俺のヴァネッサに触るなっ!


ヴァネッサもヴァネッサだ。

嬉しそうに奴の肩に腕なんか回しちゃってる。

知り合ってまだ5分ほどだというのに、肩なんて組んじゃってる。

さすが欧米人。

日本人にはとても真似のできない芸当だ。





鞍馬寺の境内は、日本有数のパワースポットとして有名な場所だ。

そのことをヴァネッサに説明したら、ヴァネッサが叫びだした。


ヴァネッサ
I GOT A POWER !


どうやらエネルギーが有り余っているらしい。







ルイスと仲良く記念撮影。


ほんとはこんな奴と肩なんて組みたくなかったんです。


早くどっか行けよ、この野郎!





ヴァネッサのポーズ、決まってるでしょ。


彼女はなかなかのスポーツウーマン。

一通りのスポーツはなんだってこなします。



もちろんヨガも本格的にやってるとか。

やはりいい女は陰で努力をしてるんですね。





ルイスとヴァネッサがまた一緒に写真を撮ってます。

今度は彼女に触るなよ!








鞍馬寺の次は鞍馬温泉へ行くことになりました。


こんなに暑い日に温泉なんて気乗りしなかったのですが、

ヴァネッサの希望なら仕方ありません。




にっくきルイスは鞍馬駅へ向かうみたいです。


やった、ここでお別れだ。
二度と俺たちの前に姿を現すなよ。


みんなの読んで良かった!

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