【子育てよい旅inしまなみ☆第6回】多動にならない旅と自傷行為。

 


 しまなみ海道で三つの島を30km歩いた後に潮流観光。あ、さっき歩いてきた橋だ!



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 脳の「側坐核」は別名「報酬中枢」などと言われます。「食べたい・飲みたい」「ほしい」という欲求と、行動を結び付ける部分ですので、もし、この側坐核がおかしなことになれば、「ほしくてほしくてたまらない」ということになります。


 そうして、ドラッグやアルコールの依存症になっていくのです。


 ADHDの場合、脳が「ドーパミンが不足しているので、ドーパミンを出そう出そう」とします。脳が司令を発して、体に走り回らせたり、飛び跳ねさせたりさせる。本人には悪気はない。これが多動です。


 彼らが ピョンピョン飛び跳ねているとき、足のほうを見てください。つま先で跳んでいませんか? カカトはあげていませんか? なぜつま先なんですか? 口のほうを見ると、手の指先をかんではいませんか? なぜ指先なんですか?


↑障がいのある子って こういうことしてる子もいますよね(『機動戦士ガンダム』より)。


 脳に不足している刺激を送ろうとしているわけです。

 

 そこで、お医者さんは、「脳を刺激する薬」を処方する(中枢神経刺激薬)。薬によってドーパミンが出ますから、多動は減ります。ピョンピョンも減る。つま先を打ちつけたり踏み鳴らしたりする行動も減る。薬を出してくれるお医者さんはいい人です。


 けれども、薬だけに頼っていると、どんどんほしくなる。乱用が始まると、医師から処方された薬以外に、いろんな薬に手を出し始める。


 幸いにして、この子たちは薬の処方を受けたことがない。もっと軽度の発達障がいでも薬を飲んでいる事例があるにも関わらず、彼らは健康に生活する努力をすることで、薬に頼らない生き方ができているのです。


 今回は薬の話でしたが、障がいがあるということは、多くのリスクがつきまとうということでもあります。


 一見、何でもない日常なんだけれども、この日常がずっと続いていくことは宝のような価値なのです。



 こどもは水の渦が好き♪




(補足)

 根気がない、集中して物事に取り組めないというときも、脳の側坐核(報酬中枢)と関係があるケースもあります。何かをしていても、すぐに結果がほしくなるので、持続して物事に取り組むのが難しいのです。

 障がいの重い子の場合、3分に一度は欲求を言ってくる→断ってもまたすぐに欲求を言ってくる→欲求がかなえられないと、頭を打ち付けたりしてアピールする(自傷行為)ということもあります。


 このようなケースは、「見通しがつかないこと」とはまた違うものです。


↑自傷行為とその対処法の一例にはこういうものもある(レイモンド・G・ミルテンバーガー『行動変容法入門』二瓶社2006)



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