脱サラをして30歳で製造業からゲーム業界に進んだ話〜挑戦・1〜

前話: 脱サラをして30歳で製造業からゲーム業界に進んだ話〜転機・2−2〜

まずは自分のできそうなことから挑戦


『ゲーム業界を目指す君へ』に参加したことで、僕の中に次の選択肢が浮かんでいた。

「アプリ開発ってどんなことやるのだろうか?」と、そういう思いをがあるときは他の何かを呼び寄せるらしく、企業説明会にてアプリ開発セミナーの無料受講をするスクールの情報を得ることができた。


 説明会ではアプリ開発が出来る人は企業からも求められていて、就職するにも結構有利になるという話をされて、「コレだ」と僕は感じた。


 なぜならば、ちょうど3月に入ると専門学校も春休みモードになっていたため、スクールに通う時間を捻出するにはちょうど良かったのである。

 就職活動がいまいち進んでいなかった僕にとって、このアプリ開発スクールの経験は就職活動を有利に進めるための鍵になりそうだと感じて、すぐさま代々木の学校説明会に通うことにしたのだ。


 その代々木のスクールではマシンを借りてやることからできたのだが、学校だけでは正直なところ限界もあったし、もともと面白うなモノにハマりやすい性格をしていたのでMacBookを購入して、iosアプリ開発者としての登録も済ませる等、とにかくお金を捻出して動くことにした。


 お金を捻出して動いたのは、もちろん自分で学習したいこともあったが何よりも


「高い買い物」をしたことによる「元を取らなければいけない」


 という一種の強迫観念を利用して、アプリ開発スクールに通いつづけるモチベーションにするためであった。

 

 その甲斐もあって、なんと新学期の審査会にて賞を取ることに成功できたのだった。

 Macでデモ版を作り動かすことで、自分の作りたいゲームのイメージが伝えられたことが賞のとれた大きな要因となったのは言うまでもない。


 そして、2015年6月にある学校が主導する就職オーディションへの切符を手に入れることができたのだった。


……続く

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