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15/4/24

小4の時に株オタクになった少年のその後の物語 【第1話】

Image by Olia Gozha

きっかけは引っ越しから

小学校4年生の時、

私は引っ越しと転校を経験した。


生まれ育ったのは北海道余市郡仁木町銀山地区。

福祉関係の団体職員だった父と母、そして弟。

(母は結婚してから専業主婦だった)


のどかな田舎暮らし。

この頃はとりとめて書く話題も特にない。

仁木町は出身地として登場するのみである。


そんな私が引っ越しする事になったのは、

私や弟の教育を考えての事だったと聞いている。


自然環境はとても豊かな場所だったが、

塾も書店もコンビニも何もなかったので、

心配する気持ちは今でもよく理解できる。


車で30分。

父は隣町の余市町に土地を買い家を建てた。

小樽市の祖父と祖母が同居して6人暮らし。

スーパーもコンビニもある余市町での生活、

今思えばこの引っ越しが大きな転機だった。



祖母と株の世界


転校した小学校でのエピソードは特にない。

普通に友達ができて、普通に学校生活を送り、

それほど目立つ存在ではなかったと思っている。

おそらく同級生もそんな感じで見ていただろう。



時代背景を少し振り返る。


この頃はいわゆるバブルの時代で、

我が家の周りは住宅の建設ラッシュ。

次々に新しい家が建ち、お店も出来て、

街の景色はどんどん変わっていった。


ファミリーコンピュータが登場し、

マリオブラザーズに皆が熱狂したこの頃。

アイドルといえば南野陽子と小泉今日子。

おニャン子クラブもこの頃が全盛期だった。


経済成長をひた走る日本。

右肩上がりの成長を続けるその姿に、

誰もが未来への希望を抱いていたに違いない。


この頃、私は、

当時祖母がしていた「株」の存在を知る。

今から30年前(1985年)の話である。


(第2話に続きます)

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