生きるという事の意味をホームレスから学んだ話

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十代の頃の夢は
三十五歳くらいで
死ぬ事だった…
小学生の頃から
早く死にたくて仕方がなかった
今思うと…
死にたい理由は
くだらない事ばかり
お年玉を親に没収されたとか
ファミコンを買ってくれないとか
本当にくだらない…
相変わらず早く死にたいと
思いながらも
生きるという事に
楽しさを感じ始めた
二十代後半
軽い気持ちで
上野公園で野宿をしようと
駅の階段に腰を下ろし
ビールを飲んでいると
一人のホームレスの
オッさんが話しかけてきた
「お兄さん、すいませんが
タバコを一本もらえませんか?」
タバコの箱を見ると
残り二、三本しかなかったし
面倒くさかったので
それを箱ごと
あげると
調子にのったそのオッさんは
「お兄さん、すいませんが
私にもビールを
飲ませてくれませんか?」
ときやがった
さらに面倒くさいし
早く離れて欲しかったので
小銭入れに入っていた
三百円をあげると
「ありがとうございます!
これで吉野家で牛丼食べてきます!」
⁇⁇
あれ?
ビールじゃないの?

みんなの読んで良かった!