夢追い人

2 / 3 ページ

探す場所の1つに加えてみてください。


 

認知症は子供帰り、幼い頃の記憶は鮮明になるが、直近の記憶がない。


認知症の薬は今はないが今後有効な薬は出てきます。


しかし現状は薬に頼り過ぎであると思います。


 

介護が大変だからと言っては、薬の量を増やし、効かないからと居つては


別の薬を増やす、薬でコントロールしている様なものです。


薬は体力を減退させる、引いては寿命を短くする。


薬と効果は投薬後の定時における表情の変化を見ておけばはっきりします。


 

投薬後、1時間ぐらいで効果が出ます。


笑顔いっぱいになる人、穏やかな顔になる人、怖い顔になる人。


人それぞれ違います。しかし、全ての人に対応できるのが介護員です。


しかし、今の薬に頼り過ぎは感心できません。


薬を少なくしても認知症に患者さんの介護ができるスキルを介護員全員が持って欲しい。


勿論、より添う介護,ストレスを感じさせない介護。


 

日々時間とともに変化する認知症患者、介護する人は気長に対応しなければならない。


 

大分県総合福祉計画(1990年)



介護事業開始から4年経過し、自分なりの在宅福祉を描けるようになっていました。


その頃は時間を見つけては大分県庁高齢者福祉課の課長を訪ねる機会が増えていました。


厚生省からの出向の方でとても話やすい人でした。


私は在宅福祉を機会があるごとに話していました。


12月の20日頃、今年最後の挨拶も兼ねて伺うと機嫌よくこう言いました。


補助金を取ってくるから福祉計画を作りましょう。


年明けの大分県庁高齢者福祉課の課長を訪ねると補助金を取って来たので


策定委員会を作りましょう。ワーキング委員になって下さいと言われました。


補助金の額は780万円でした。


委員は課長、私、NTTデーター所長、国保連課長、社協専門員、保健婦でした。


知っている方ばかりでした。


3ヶ月の間に大分県総合福祉計画を作るのでした。


基本はNTTデーターのネットワークシステムに渡しの在宅システムを


乗せて肉付けするというものです。


 

前年にはICカードシステムを使った緊急通報システムをNTT九州より


「お達者くん」と言う名前で発売されていました。


ICカードを差し込むと自動で登録済み相手先へ通話されるシステムです。


カード内には本人、家族情報、病歴等が記録されており暗証番号で


保護されるシステムとなっていました。


在宅福祉は大きくは大都市型、中都市型、過疎地型の3区分で


考えられます。


 

大都市は交通機関が発達しており、移動が便利である。


駅、若しくは駅の近くに高齢者は住まいを持ち、自由に生活する事が望ましい。


住居の1階にはコンビニ、2階は診療所、歯科医があること。


 

中都市型、この型が一番多い。


移動には車が欠かせない、送迎が必ず必要となります。


 

過疎地型、


人口も減少して家の主は女性が多い。


自宅では田畑や庭の草取りをして過ごしているがお墓を守るためである。


この様な地域では役場や郵便局の職員の家の側に家を借りてお年寄りを


夜寝る場所とする事で、夕食、朝食、お風呂が提供され、栄養管理と


安否確認が出来ます。


朝は各人宅へ送り、夕方迎えに行きます。


各家の状況の把握も出来ます。


 

在宅福祉の基本は安否確認が第一です。


安否確認の方法は


面談で確認。


声で確認。


音で確認。

著者の江藤 清己さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。