ジャーマンポテト

懐かしい味 ジャーマンポテトとの馴れ初め

きのうFacebookで食卓に載ったジャーマンポテトを見て突然思い出しました。

平成2年頃の事です。

当時、私は大分市に住んでいました。

大分市中央町、JR大分駅から徒歩5分の商店街の中にその居酒屋は有りました。

入り口は古い感じの建物でした。

中に入ると暗い感じで洋風の酒樽と1㍍位の鉄板の焼き台が印象的でした。

夕方の6時過ぎに行くとお客さんは数人の常連客がいました。

その店の主人は60歳を超えた女性でした。

ビールを頼むのが私の一番の好みです。

ビールサーバーからビールを注いで運んでくれます。

ビールの注ぎ方には拘りがありお客は勝手にビールを注ぐことは許されません。

上手な数名のお客が注ぐことを許されていました。

私も許されるようになった客の一人です。

ツマミは鉄板焼きが主体でした。

私はソーセイジとジャーマンポテトがお気に入りでした。

ソーセージ盛り合わせは3種類のソーセージがお皿に乗っています。

マスタードを附けて熱いソーセージを口元に運ぶ、噛むと肉汁がジュワーと出てくる

口の中が美味しさでイッパイになります。

そしてビールを口元に注ぎ込む、幸せの瞬間です。


ジャーマンポテトは客の居ない時に作り方を教わりました。

じゃがいもは事前に茹でて置きます。

材料は、じゃがいも、玉ねぎ、ベーコンです。

じゃがいも大は1個、小なら2個の皮を剥き、押し潰します。

玉ねぎ半分を短冊切りにします。

ベーコンは1センチに切ります。

鉄板に油を敷き玉ねぎ、じゃがいも、ベーコン、バター、塩コショー。

全体的に熱が通るまで待ちます。店では道具を使い蒸し焼きにしていました。

玉ねぎに火が通ったら混ぜ合わせます。

皿に盛られたジャーマンポテト熱くて美味しかった。


この店は以前は小倉(福岡県)で営業していたのを20年前に

移築して大分に持って来たとの事でした。

だからチョッピリ暗く感じたのです。

歴史のある佇まいと、おつまみ最高の雰囲気で飲むお酒、

今は少なくなった昭和の贈り物。

満喫した日々でした。


又、ジャーマンポテト作ろう・・・




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