少年の夢…beleve'n dream

いつから大人になるんだろ…いつから子どもじゃくなるんだろ。そしていつの間にか大人になっていた。見馴れたこの街、景色はガラリと変わっていった。あの頃みたアナログな風景はいつからか、心の片隅に懐かしくある。そう、この街とともに大人にいったんだね。小学校5年生。車好きな子だった。プラモデルを作っては眺めては、写真を撮ったり。何人か同じような友だちも居たりで。父親も好きな影響を受けたのかな?確かローマ字を教えて貰ったんだよな〜そしてクルマのエンブレムを読むようになって…がきっかけと記憶しています。とても厳しい父親でした。優しいとこもありましたが、人には迷惑かけるな。何でも人の3倍やれ。負けるな。などと。その中でやはり共通点がクルマでした。その頃から憧れていたクルマ。俺が先買うか、お前が先買うか競争だ!…フェラーリです。ずっと言ってましたね?お前らが大きくなって家を出て行ったら、母さんと乗ってあるくな〜。いつになるやら…家族でドライブに行った時のこと。マリーナの駐車場に真紅のフェラーリが止まってました。子どもながら目を輝かせ、カッケ〜と見ていました。するとオーナーさんが…お兄ちゃんクルマ好きなのかい〜と…。すかさず僕は…はい!大人になったら買うんです。頑張って働いて買うんです!!…と、話すとオーナーさん…お兄ちゃん、頑張ったら絶対買えるよ…とその一言がずっと心に響いてます。あれから30年経った今も…中学、高校とあの言葉を信じて、社会に出て、簡単なものではなかった。ユーノスロードスターが精一杯でした。やはりこりゃ父親に先越されるな…。24歳の冬。その父親が急死。くも膜下でした。信じられない出来事です。現実なんですよね…ドラマの世界のようなんです。二人の夢を置いて消えてしまったんだ。暫く立ち直れずにいましたね。でも、パワーをくれたのは、あの言葉達です。叶えられずに逝ってしまった。俺、手に入れるために頑張る!そして10年後の秋。あの時と同じ真紅のフェラーリ。ボロボロですが手に入れました。そして墓参り行って来ました。俺の勝ちだね?と…。あの時のオーナーさんのように、私も言ってます。お兄ちゃん頑張れば買えるよ?フェラーリに限らず生きてく全ての事に。諦めたらそこで0。諦め無い気持ちを持てば可能性は絶対消えはしない。チャンスは必ずやってくると…それは自分の気持ちしだいだよ。と。

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