アニメーター生活と漫画家挫折

ボクらの子供時代は、ゲーム、マンガ、アニメが娯楽の中心で、それら自体が一番輝いていた時代でもある。友人はみんな170円をもって書店に走り、アレフガルドを旅し、大きな雲の向こうにラピュタを想像した。ボクらのヒーローは鳥山明であり、堀井雄二であり、そして宮崎駿だった。
そんな時代で育ったボクは、自然とアニメーターにあこがれを持ち、「夢は?」と聞かれると迷いもなくアニメーターと答える少年になっていった。
そしてボクは大学を卒業し、あっけないぐらい、すんなりと夢を叶え、アニメーターになった。
ボクのアニメーターの生活はご多分に漏れずの貧乏生活だった。給料は基本歩合制で、一枚描いて数百円(動画マンの場合だ。原画マンになると一カット数千円になる)。
ボクはどうも描くのが遅く、なかなか給料が上がらなかった。

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