★1★シングルマザーが子供二人を連れてイギリスに母子留学。 心の洗濯して帰国したら、グローバル企業正社員への道が待っていた話。【子連れ渡英のきっかけ(離婚のハナシ)】
2010年6月。
あと数か月でスィート テン ダイヤモンドがもらえる、って頃に私は夫との別れを決めました。
理由は一つです。
警察にも相談に行きました。
夫からの攻撃に耐え、
子供たちの前で笑っていないといけないと思い、
その気持ちが拍車をかけて
あっという間に心も体もぼろぼろになってしまいました。
精神を安定する薬を処方されたものの、下の息子はまだ乳飲み子でしたから強い薬は出してもらえません。
夫が家にいれば息をひそめ、もしくは一日子供を連れてあてもなく外出。
昔はそんな人ではなかったのです。
変なヒトに彼は出会ってしまい、マインドコントロールされてしまいました。
私も私の両親も一生懸命もとに戻ってくれるように手を尽くしました。
でも、すでに私たちのいうことはまったく聞いてくれなかったのです。
あんなに可愛がっていた長女にも本当にひどい態度で、みていて気が狂いそうでした。
1歳になった息子は完全無視でした。
夫の両親にも助けを求めましたが、息子に言いくるめられ、
逆に「そんなにひどい思いしているのなら離婚すればいいじゃない」と義母に言われる始末。
ある日、「もう いいや」とすっかり気が抜けてしまいました。
自分の人生、無駄にしたくなかったのです。
とある癖をもった夫に何度も泣かされてきましたが、もう十分。
そこも含めて10年間愛してきたのですが、もう無理でした。
マインドコントロールされている夫が離婚離婚と騒いでいましたから、
私が離婚します、と言ってからは早かった 笑
ある日、離婚準備のあまりの心労にふらふらとアロマテラピーエステの門を叩きました。
定期的に鍼に通ったりしていましたが、アロマは初めて。
そこで劇的に「癒された」のです。
そう。ドラマティックに。
香り、そしてその成分が肌を通して作用するのが素人の私でも分かりました。
心も体もふにふにになり、そのふにふにの頭で考えたことは
なぜこのように作用するのか知りたい=アロマ勉強したい・・・、でした。
なんて単純な私!
そのころの私は「離婚して働くことになっても仕事なんてないよなー」と考えていました。
きっとよくてスーパーのレジ打ち。
それすら勤まらないであろうことは確か。
主婦ってそんなものです。
結婚・妊娠するまでとある企業に勤め、その会社は当時「働きたい会社ナンバー3」などのランキングに入る華やかな環境にはいたのです。
でもただの事務。
これといって大活躍してくれそうな資格もありません。
それならアロマの資格取りに本場に行ってみようかなとふにふにの頭でなんとか考えたのが、離婚後ソト(外国)に出た最初のきっかけだったのです。
そこですぐ夫のいない時間に情報収集です。
おお、イギリスのロンドンの近くにアロマテラピーのスクールがあるではありませんか。
一年の学生ビザもでることだし、高級住宅街の中にあってなんだかよさそう~。
日本人を受け入れていて日本語も通じそうだし。
そこで早速連絡を取ってみます。
子供連れて1年間そこで勉強はできますか?
答えは。
NO。
そっか。なんだ、あっさりダメだったな・・・。
これが、私の気持ちに逆に火をつけます。
じゃ、アメリカ!
→お金もないのに母子で安全な場所に住める保証がない。銃社会も気になる。結果NO.
じゃ、ハワイ!
→知り合いもいるしなんとかなりそうかな。
でも離婚後に移住する芸能人のイメージがあって、ちょっとそれとは違うのよね、とハワイのイメージと勝手に一人相撲。
結果NO.
じゃ、オーストラリア!
→母子留学のビザが簡単に取れる。さすが移民の国、いいねー。
日本人もいっぱいいそう!
でも私、紫外線に弱いんだった~。
色白な結果、NO。
ってことで、なんだ一番遠いイギリスしか残ってないじゃん、というなんとも頭悪そうな選び方です。
そこでいくつかの留学斡旋会社に問い合わせてみます。
ご想像通り、九割九分、ドンびかれる質問だったようですね。離婚しての母子留学って。
その中で、たった一社、私を相手にしてくれるところが見つかります。

ふん?
TOEIC?
確か3年ほど前に試しに受けた記憶が。(主婦業があまりにもヒマで受けた)

あらまぁ。
そっか。そりゃ、そうよね、とは思いつつ。
今から取っていたら娘の小学校の新学期の9月に間に合わないのです。
どうしよう。
私のわがままで行くのだから、子どもたち、特に小学校1年生の娘にはなるべく負荷はかけたくない。
そんな時にその会社が「英検でも行ける大学がありますよ」と声を掛けてくれたのです。
しかも私の大好きな街、チェルトナム。
通称グロスキャットと呼ばれるグロスターシャーカレッジ。
大学生の時に夏休みの5週間を使ってイギリスの田舎、コッツウォルズの中の街チェルトナムの語学学校に行ったことがありました。
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