「東京の空気」

東京の単身世帯率が上がってきているらしい。
そんな事言われなくても、十分肌身で感じてきた。
誰にも気づかれずに、部屋で死んで、腐っていって発見されるんだろうなぁ。
みたいな人はたくさんいる。
厳密には、私も若いとは言えその可能性が十分にあった人間のうちの一人だ。
それでも、将来的には東京に戻りたいと考えている。
私にとっては、すごく住みやすい街だったのだ。
政治、経済、情報の中心であり、金さえあればほとんどのものが手に入る。
交通網も整備され、結構遠くまで買い物に行ける。
そして、日々めまぐるしく変わる街並み。
昨日まであったビルと会社が今日はもう無い。
このスピード感がたまらない。
条件は二つ。
金があることと、走り続けることだ。
それをやめた瞬間、ドロップアウトする。
私は、精神的に非常に不安定な人間なのでなんともいえないが、もう一度、あの東京の薄汚れた
人間模様と混沌とした空気を吸ってみたい。

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。