「マイナンバーセミナー」に何回出ても一向に悩みが解決しないのは〇〇が無いからだ…
■「マイナンバーセミナー」絶好調
なぜ絶好調かというと・・・
今年の10月からマイナンバーの交付が始まります。
日本に住民票を持つ人全員に公布されます。
このマイナンバーにはとんでもないくらい重要な個人情報が紐付けられてしまいます。
年金情報、税金の情報、将来的には個人の預金口座の情報、個人の病歴、飲んでいる薬の情報・・・
こんな大事な情報を日本中全ての民間の会社に管理させるから・・・
漏えいさせてしまったら大変だ!!
もしかしたら会社が吹っ飛んでしまう!!
だから会社は必死になって情報を集めているんです。
■せっかくセミナーに行ってるのに・・・
かくいう私もマイナンバーのセミナー講師。
依頼を受けて、偉そうに喋っております。
セミナー会場はいつも満席。
自慢じゃないですよ。決して自慢じゃないんです。
今は「マイナンバー」と銘打てば、殆ど全ての会場が満杯になるんです。
とにかく皆さんの関心が高いんですね。
何と言っても国家の一大プロジェクト!!
年金情報の流出があっても今更止めるわけにはいかないでしょう。
そんなセミナー講師の私も最近思うことがあるんです。
セミナーを聞いてきた方に話を聞くとかなりの確率でモヤモヤ状態で帰ってきたようです。
セミナーで何を言われるか??
まぁ講師の個性によって、優しい言い方をする人もいれば怖~い言い方をする人もいるでしょうね。
私は優しく言いますよ!!
なかには何件もセミナーをはしごしている人もいるんです・・・
そんなに頑張っても、なかなかスッキリしない・・・
つまり悩みが一向に解決しないんです・・・
■セミナーに出ることはムダなことなの??
その理由は、実は講師も分かっております。
分かっているなら、解決してくれよ~
とお思いでしょうが・・・
何と言っても、その問題を解決するには時間が足りなすぎるというのが大きな理由です。
大体セミナーは1時間から長くても2時間程度となっております。
セミナーで皆様の問題を解決しようと思ったら丸1日~2日はどうしても必要になってきます。
もしかしたらそれ以上・・・
更に時間以上に問題なのが、1社で1名程度の出席では一気に問題解決するには難しいというのが現状かもしれません。
これくらいの時間と参加人数が確保できれば何とか解決の糸口は掴めるかなぁというのが本音です。
それ位、取扱う業務量と関連部署が多いんですね。
それではセミナーに出ること自体が無意味なのか??
決してそんなことはありません。
それは私がセミナー講師だから言っているわけではありません。
対策を立てるにあたって、最低限の基礎知識は必要ですから。
セミナーはそういった使い方をしてほしいと思っています。
もちろん、セミナーに限らずマイナンバーのメルマガやブログもです。
決してムダな行動ではないことだけは分かってください!!
■一向に悩みが解決しないのは〇〇が無いからだ…
セミナーを受講された方の話を聞いてみると、一番のお悩みが実は、〇〇の提供が無いことです。
何だと思いますか??
セミナーを受講された方なら簡単に答えられるかもしれません。
システムの構築等は何とかなると思います。
会社の規模やかけられる予算によって各社対策の規模は違ってくると思いますが。
システム会社さんが激しく火花を散らして、競争しているので、この部分に手を付けようと思った際に立ち止まってしまうことはあまりないのかなと考えます。
問題は、各社で自社用にアレンジして作らなければいけない規程類、自社用の業務マニュアルの作成です。これが作れなくて対策が一向に前に進まないんです。
私が話を聞いた会社のほぼ100%の会社がこの悩みを抱えています。
なぜ規程類を作れないのか??
各種規程類のひな形が提供されないからです。
ある程度のひな形さえあれば、この問題は一気に解決へと流れていくことでしょう。
つまり・・・〇〇の部分は・・・
一向に悩みが解決しないのは規程類のひな形が無いからだ!!
です。
この部分を解決できれば、中小企業も少しずつ対策が進んでいくんだと思います。
私もセミナー講師として、この部分で力を尽くす義務があると思います。
「なかなか悩みが解決しないですね。大変ですね~」
と言っているだけでは、無責任ですからね。
そんな中小企業の皆様の問題解決に走り回っております。
少しでも多くの悩める中小企業の皆様のお力になれればと思っております。
林労務経営サポート
社会保険労務士 林 秀樹
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