「風俗」

私は18 年間、東京に住んでいた。
ちょうど盛りの年齢でもあり、それなりの年収もあった。
私のようなスケベな男が東京の風俗に足を踏み入れないわけが無い。
最初はピンサロのようなところから、だんだんとエスカレートしていくわけだが、2000 年頃からだろう
か、風俗業界に若く美しい女性が増えていく。
私から見れば、美少女といってもいいくらいの年齢と可愛さだ。
そして、急速に素人志向が加速して行く。
また、プレイ内容もよりマニアックなものに細分化されていく。
そんななか、私が驚いたことが3 つある。
1 つ目は刺青。背中に大きな昇り龍を背負っている。以前の彼氏の影響だと言う。
2 つ目はリストカットの痕。手首から内肘にかけて十数本は見ただけでわかる。切った回数はそれ
以上だろう。
3 つ目はやけどの痕。多分タバコを押し付けられた痕だ。裸にならないとわからない。
明らかに、何かが狂っている。
その後私は虐待や精神に興味を持つようになる。
自分で言うのもなんだが、金を払って精一杯の愛情を持って彼女たちとプレイしてきたと思う。
彼女たちは、明らかに金のためだけにやっているアジア系外国人とは違った。
何かつかみどころの無い、つかもうとすると、ふわっと消えてしまいそうな儚さがあった。
事実、ホテルを出て別れると、もうその顔さえ思い出せないことが多かった。
彼女たちが、決して病むことなく、元気に、強く生きていて欲しいものだ。
ある風俗嬢から聞いた。
この業界は、自殺が多い。

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