46

ふぅ。
家を出た私は姉と母のところに
転がりこんだ。
母は嬉しそうだった。
姉は想定内みたいなこと言って
やはり嬉しそうだった。
正直、両親より姉ちゃん子の私に
とっては父との2人暮らしは
辛かった。
それにしても。
何だかやっすい昼ドラのような
ちんぷな波瀾万丈ぷりが笑える。
多少なりともショック受けて
荷物をまとめ飛び出す自分の青さにも
笑える。
親は親。自分は自分。
そう割り切れるほど強くなかった。
縄張りを荒され
そこから逃げてきた自分に
腹を立てながら
本当は仲良くいつまでも
子供の頃のように
家には父も母もそして姉達が
いる壊れる前の我が家を
失ったこと。

そう。
本当は失いたくなかった。
当たり前でとても幸せな家族。

あなたの人生の物語が書籍やドラマに!

カタリエ 開催中

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。