★7★シングルマザーが子供二人を連れてイギリスに母子留学。 心の洗濯して帰国したら、グローバル企業正社員への道が待っていた話。【家・小学校・保育園を探す旅】

前編: ★6★シングルマザーが子供二人を連れてイギリスに母子留学。 心の洗濯して帰国したら、グローバル企業正社員への道が待っていた話。【子連れシングル、イギリス人の家に転がり込む】
後編: ★8★シングルマザーが子供二人を連れてイギリスに母子留学。 心の洗濯して帰国したら、グローバル企業正社員への道が待っていた話。【イギリス版松尾芭蕉生活】

前の話は★6★をご覧ください。


今や日本人母子家庭×2と私の母親までもが住むこのおうち。


オーナーはディーという名前のカリビアン系イギリス人。


ロンドンに生まれ育ち、大学では数学を専攻、中学校の教師免許を持っています。


なぜこのバーミンガム郊外に住んでいるかは・・・疑問。


男関係?




彼女も例外になくシングルマザー。

イギリスではセカンダリーと呼ばれる中学校に通う息子がいます。



さて、元は二人だけが住むこの家ですが、とても広い。


3階建てのセミデタッチドハウス(二戸一住宅)で

1階にはディーがネイルやマッサージをする部屋(彼女の現在の仕事)、8畳ほどの部屋に独立したトイレ、洗濯&乾燥室(庭に出られる)があり、

2階が台所と20畳ほどのリビング、

3階には3つ部屋があって鍵がかかったディーの部屋、息子のロマーノの部屋、そして最初からいる日本人一家の部屋(中には独立したシャワーブースとトイレ)そしてお風呂&トイレ。



私たちは1階の10畳ほどの部屋を貸してもらいました。


でも普段使わないこの部屋にはベッドがありません。


なのでディーの車でセンターにあるウィルキンソンというなんでも売っているお店にキャンプで使うエアーベッドを買いに行きました。


泣けるほど安い。


一つ10ポンドほど。


これで安心して眠ることもできましたし、


台所が自由に使えて温かいものが食べられることにとても幸せを感じました。



下の写真は2階の台所から見たバーミンガムの方角。





さて、ディーはとても教育熱心な人でした。

もう一組の母子家庭の家は、カレッジに言われるまま、その「よろしくない」小学校にかわいい子供たち2人を入れていたのですが、それが彼女はまったく気に入りませんでした。


私が、いま、その学校に空きがないことを話すと大喜び。

日本では小学1年生だった娘の学校を熱心に探してくれました。



中でも、ディーがお勧めの学校がありました。

チャーチ オブ イングランド(イギリス国教会)の小学校、ジェソン。


ジェソンを見学に行ったときの感動は忘れません。


事務長も事務の他の先生も、みな笑顔で、黒人のデカい女性と黄色い日本人の一組を迎え入れてくれました。

平屋の清潔でこざっぱりとした校舎です。

大きな十字架がかけられたホールや勉強している様子を見ながら廊下の突当りに案内されたそこは大きな楽器庫。数えきれないほどのバイオリンが収納されています。

その学校は演劇や音楽などアートに力を入れていて、全校生に行きわたるだけのバイオリンを持っている学校でした。


実は、娘は日本からバイオリンを持参していたのです。

娘は3歳からバイオリンを習っていたのですが、イギリスに越す時に、きっとこのバイオリンが守ってくれるとおまじない的に持ってきたものでした。


案内してくれた事務の女の人に、娘がバイオリンを習っていることを話すと、

きっと、この学校が好きになるわよ!

と自分のことのように喜んでくれ、今、Year 2に空きがあるから、ぜひ、町の教育委員会にいって手続きするように進めてくれました。




ジェソンの隣にはグレンジパークという大きな緑豊かな公園があり、その中にかわいいナーサリーがありました。森の中の一軒家なたたずまいです。



※ 道路ではなく、グレンジパークの小道。奥右手に保育園。小学校は左。


そこも1歳の息子を受け入れてくれるということで、保育園も目途がつきました。



町の教育委員会にはアピールレターに、カレッジ指定の小学校は空きがないこと、娘はバイオリンを習っているのでジェソンで教育を受けさせたいことなどをディーの指示通り書いて提出。

その後、面接があり、2週間後にジェソンに通ってもいい旨の通知をもらいました。


残るは3人で住む家です。


探しましたよ。


貴族が住んでいた家。

お風呂が3つある屋根裏部屋。

庭がクギだらけの家。

ドアノブが黒い天使のオブジェで、夜中にぜったい目が動くだろう家。

天井が高すぎる家。

2階の床の板に隙間があって下の部屋がよく見えた家。

目の前がセメタリー(いわゆる霊園)で、たぶん家族3人に対して幽霊の方が10倍住んでそうな家。



とにかくネットで見つけたら内覧予約して、見学する日々。



ディーも仕事で一緒に来れない日もあるので、だんだんと不動産に関する英語が強くなってきます。


ある日、隣町の不動産に行った日のこと。


その不動産屋の名前は ピンク レッテイング。


ドアを開けると、壁は黒でイスがショッキングピンク。

そこにはとろけそうな体系のオバサン2人。

太っていて、ってことね。


一人は黒いレギンスにピンクのシャツを着ていたのだけど、レギンスからTバックがすけすけ。
もー、おばさーん!!


気を取り直して、ジェソンのエリアで家を探していることを話すと、ネットに今からあげる家があるわよと出してくれた家が完璧!


すぐに、ピンクおばさんのミニクーパー(これはピンクじゃなかった)に乗せてもらったその家は、イギリスでは珍しい築浅物件。


3軒長屋のテラスドハウスで、2階建て。

お庭もあって、アルファベットのPの形のお風呂もありました。

キッチンは独立型。

ラウンジ(日本でいうリビングルーム)から吹き抜けで2階には部屋が2つ。

トイレも2つあります。

かわいい庭の向こうはビール醸造所が営業しているパブなので、夜も明るい。

小学校・保育園は歩いて5分。カレッジは15分。

即決めです。


この物件に出会うまで私は文字通り、

靴底も

お金も

体重も

神経も

散々すり減らしたのでした。


(ところで、家の階段をピンクのおばさんが肉感たっぷりのすけすけレギンスでおしりをふりふりしながら登るサマはまだ目に焼き付いています。)


帰り間際に、真ん中に住んでいる金髪の男の子とママがキッチンから手を振ってくれました。



日本人なんて見たことないだろうに、どこの馬の骨かわからない私に笑って手を振ってくれるなんて。

少なからずや、偏見とかあるだろうに。


彼女が、のちの隣人 レベッカです。

その後、彼女とは、時差も距離も言語も越えて、大事な大事な友人になります。



次からはいよいよ、そのかわいい家で私のカレッジ・娘の小学校・息子の保育園と夢にまでみた3人の生活が始まります!

が、しかし。イギリス暮らしはまだまだ落ち着かないのです。


続きは★8★でお会いしましょう!
新しい家に巻き起こる一騒動です。イギリス人には負けます。。。




続きのストーリーはこちら!

★8★シングルマザーが子供二人を連れてイギリスに母子留学。 心の洗濯して帰国したら、グローバル企業正社員への道が待っていた話。【イギリス版松尾芭蕉生活】

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