親は子どもに育てられる。~反抗期、非行、中絶、ひきこもり、摂食障害、うつ、流産、育児ノイローゼを越えて、今~

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「こんなに愛しているのになぜ?」

 

私は子育てを通じて自分の未熟さに向き合わされたのです。

 

そして、

「このままのあたしじゃ愛する子どもを育てられない」と思い、

自分を成長させようと色んな人に出会いに行きました。

 

その中で素晴らしい縁に恵まれ、自分の世界は広がり
「子育てをするのもまずは母親が自分を愛することから」
という事を心の奥底から体感したのでした。

 

そして、
愛する人と心の奥底で深く深くつながることがどれだけ大切か。

 

私は思春期のころ非行に走り自分を傷つけてきました。

 

でも、考えてみれば、私の両親も自分自身を責め続け、

自分を愛することを知らない人でした。

 

子育ては自分が育った家の影響をたくさん受けるものです。

私だけではなく、多くの親が子どもを枠にはめ抑圧しすぎたり、

過度の管理をして多干渉だったりします。

 

子どもには、無限の可能性があるのに、親や先生の関わり方で、

自分を「ダメな人間なんだ」と思ったり

「なんの価値もないんだ」と思ってしまいます。

 

本当は、どんな子にも、どんな環境に生まれてきた子どもにも

等しく可能性があります。

 

そして、全てのお母さんはそんな子どもの可能性を

生かすような関わり合いが出来るし、お母さん自身も、

自分を愛して自分の人生を生きられるのです。

 

お母さんは、旦那さんの目を気にして、

許可をとりながら生きるのが自分の人生ではありません。

 

子どもに「自分のようにならないで」と

自分の期待を押し付けて育てるのが自分の人生ではありません。

 

お母さんは自分の親としてのエゴに打ち勝って、

子どもが自分を大好きで、自信満々で、何事にもチャレンジして
自分の人生を自分で切り開けるような、そんな大人になるよう

子どものパートナーとして関わっていく事が出来るのです。

 

そしてそんな子育ての中から、
お母さん自身も自立し心を成長させ、
もっと自由に自分の人生を生きることが出来るようになるのです。

 

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