生き様と死に様と絶望と

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それは歩にとっては 一番の絶望である 


自らの命と引き換えに この世界に希望を創造する 


そんな彼を見ていると 少なからず 希望がわいてくる 


絶望自体がもう消えるものでないなら 


その絶望の上を歩いていくしか ないのである 


彼は 死に様と生き様を同時に見せてくれた 唯一の人物だ 


絶望の中にしかない 希望を見せてくれた


これは僕の中で 大きな 


パラダイムシフトだった 


生きるのも 悪くはないと思った瞬間でもある 


・日本人の絶望


絶望の中で歩くことを決めた僕だが 


そもそも日本人の持っている絶望は 


少し種類が違う 


世界と日本の絶望は大きく違っているのだ 


簡単に言えば 


世界の絶望は物理空間を占めている割合が多いのに対して 


日本人が持っている絶望は情報空間の割合が多いのである 


世界では自分の命があぶないことがあるし 


飢餓の問題などもある それらは全て物理空間の現象である 


それに対して 日本は 


物理空間は満たされているが 


情報空間が満たされていない  


つまり 心が満たされていないのだ 


そこには物理空間とのギャップがかなりある 


この現象は先進国ならではのものだろう 


だから日本人が抱える絶望というのは 


ほとんど情報空間のものが多い 


だからこそ うつ病なども多いし 


自殺者なども多いのだ 


これらは問題といわれているが 


それに対して いったいどれほどの解決策を講じてきたの言うのか 


景気がよくなっている? 


それはピケティの言うとおり 格差が広がっている証拠でもある 


それは今後も広がるし 格差がなくなることはない


日本の格差というのは 実に実感がわかないものでもある 


世界の格差は実感があるし 見ていればわかるだろう 


例えば インドや中国  


上には大富豪が沢山いて 


下には奴隷や貧困層の人たちが何億人といるのだ 


しかし 日本の場合はここまで表面化していないので 


格差社会が広がっている実感は少ないだろうが 


今後はそれが実感できるようになっていく 


そう 東京オリンピックがあるからだ 


これによって 東京は姿を大きく変えるだろう 


だから今のうちに 東京を見ておくといい 


近いうちに 景色が180度変わるんだからね 


東京オリンピックで  東京の格差がかなり表面化されると言われている 


下町などは少しずつなくなっていき 


お金持ちと貧乏人とが 一緒に暮らすこともなくなっていくだろう 


今でもその片鱗が見え隠れている 


その一つが 高齢者の問題だ 


東京では高齢者が増えて それに対応ができなくなっていく 


だから 高齢者たちを東京から追放しよう という動きさえもある 


いらないものはどんどん地方に回ってくる 


そのうち在日外国人とかも 同じような扱いを受けるだろう 


そもそも あんな せまっくるしいところに 


1300万人もの人間がいるのがおかしい  


これは世界から見てもかなり特殊な場所といえるだろう 


気づいていないのは 東京に住んでいる人間ぐらいだ 


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