なぜ、東大理系(応用物理学科)を卒業して、レコード会社へ?

高校では理系クラスのほうが優秀とされたため、数学が国語より得意だったこともあり、理系を選び、将来医学部かな、と思いながら、大学受験をしておりました。ただ、東大医学部には手が伸びないかもしれない、と思った時、医学部よりも、東大に入ることを選択しました。その時、すでに、医者になりたいという動機や強い意志はなかったのだと思います。そして、大学の理系研究所に通ってから、それを楽しめない自分に気づき、夏休みに体験会社研修でいき、2週間、通勤を経験し、毎日実験を閉鎖された場所で行う単調な日々を苦痛と感じている自分がいました。その時、親戚の家の隣のレコード会社の方がいて、家庭教師を頼まれ、お邪魔したときに山のようなレコード、CDを見て、なんの仕事をされているのか、興味が一気に膨らみ、レコード会社とは何をするところなのかを伺いました。まさに天職を見つけた瞬間でした。バンドも、アーティストデビューするほど本気には考えておらず、音楽が好き、メタルが好き、というだけでしたが、「これしかない」という雷にも打たれたかのような直感を感じました。親は当然反対するし、大学の友人もみんな理解できない様子でしたが、本当にこの気持ちは本当なのか、を確かめるために全ての業種のいろんな会社の説明会にいき、話をきき、他にもやりたい仕事があるのではないか、と時間をかけて、自問自答する日々が続きました。そして、3ヶ月後、出した結果が、やはり3ヶ月前に思ったレコード会社、音楽業界、という道でした。嫌な仕事をっしたら、すぐ辞めてしまうだろう、好きなことをやれば、続けられるだろう、と信じ、遂に応募しました。しかも、その会社は、学歴不問で、履歴書に学齢を書く欄がないことでも有名な会社でした。東大を出ても、それを一切名刺代わりにできない会社、逆にそれが面白い、と思い、どうせ今ままで勉強したことと違うことを趣味だけでやるのならば、そこまで賭けてみよう、と思いました。入れる保証はなかったのですが、絶対的な思い込みで、遂に合格通知を頂きました。東大理系を卒業して、レコード会社に入社することになったので、しかも希望は「ヘヴィメタ」制作!20代前半の血迷った若者の一時の気まぐれのような人生選択でした。しかし、入社3年目でそれが実現し、それで、20代で年収1000万円を稼ぐことになるとは。。。

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