コンプレックス大逆転

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コンプレックス大逆転

もっと深い関係を築きたい。

もっと仲良くなりたい。

これは、私が本当に望んでいる心の声。

なのに、私は、この心の声をしばらくの間、聞こえずにいた。

むしろ、心の声に蓋をし、心の声とは全く逆のものを私の考えとしてとらえていた。

たとえば、深い関係を築かなくてもいい、仲良くならなくても構わない。

といったように思い込んでいた。

こう思い込むに至った要因は、振り返ってみると、強制的な別れ。

小さい時に経験した、転校による別れ。

仲の良い友達と親の都合で強制的に別れる。

その時受けた傷というのは、私が思っていた以上に強烈。

なんたって、その経験によって私の考えがガラリと変わってしまったから。

あまりにも大きい悲しさを感じると、人は極端な考えを取り入れることもある。

私は、別れる時の強烈な悲しさを感じるのが嫌過ぎて、あの痛みを再び感じるくらいなら仲良くならない方が良い、と人との間にある一定の距離を保つようになった。

ゆえに、相手の懐に飛び込むことが、より深い一歩を踏み込むことができずにいた。

そうすることで、深い関係になることを恐れていた。

仲良くなればなるほど、親密になればなるほど、かえって、別れる時の悲しさは大きくなり、自分に与えるダメージはでかくなる。

小さい時にした経験によって固めてしまった思考がいつまでも私を苦しめる。

しかも、そのことに私自身が気づいていない間に…

無意識のウチに、人との関係で一定の距離を保つ言動を取り、実際に、付かず離れずの距離を保つ。

すると、得ることは少ない。

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