知識 と 知恵

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今回は、知識 と 知恵 という話です。

少し先の未来が見える感覚

言葉で説明することは難しいのですが、
私は中学2年の秋の頃、こんな感覚を持つようになりした。
本を読んだり
映画を見たり
音楽の歌詞を読んだり
ある程度 知識 が蓄積され
その分野を極め始めると
ほんの少し先の未来が見え始める。
例えば
数学の定理をある程度 知識 として蓄積すると、
既知の問題は問題を見た瞬間に答えがわかり、
後は、薄っすらと見える解答までのプロセスを、
紙に書きながら明確にしていく作業となる。

誰も見たことのない解法が見える感覚

この感覚を強く感じたのは
大学院2年の修士論文を執筆していた時でした。
(上の画像は当時の私のノートです。)
当時、私は量子理論物理学を探求する日々を送っており
頭の中が物理や数学の式で溢れかえっていました。
ある深夜、研究室で未知の数式を解いていたら
一ヶ月ニッチもサッチもいかなかった数式の解と
その解までのプロセスが目の前に見える感覚がある。
忘れない内に裏紙にそれを書き綴ると
そこには、美しく、少なくとも私の知る限りの人では
誰も見たことのない解法が描かれていました。
当時の感覚は、「サッカーでいうファンタジスタはこんな感じかな?」
「『 Let It Be 』を作曲した時の ポール・マッカトニーはこんな感じかな?」と思ったことを覚えています。
ほんの少しだけ先の未来が見える瞬間。
僕は、知識 が 知恵 に変わる瞬間。と捉えています。

みんなの読んで良かった!