68人生の岐路 / 彼とつくる家

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前編: 67人生の岐路 / アザだらけの引っ越し
後編: 69人生の岐路 / 最後まで親不孝もの


彼と一緒に住むとき、私の中で変わらなければならないことが2つあった。


まず。

掃除が出来る女になるということ。


私はとにかく掃除が苦手である。

高校生まで実家で暮らしてきたが、部屋が汚すぎて、何度となく親に怒られた。友人が部屋を掃除してくれた。妹に飽きられた。引っ越しの度に母がお掃除道具を持って部屋を掃除してくれる。などなど、言い出すとキリがないほど部屋が汚いのだ。


そのため、部屋が汚い私を彼には見せてはいけないと思って、彼が家に遊びに来る時はとにかく良い女を演じていました。


睡眠時間を削ってまでも、徹夜をしてまでも、部屋を片付けて彼を迎える。

それを徹底していました。


だから…だから、同棲をした時、自分に誓ったんです。

絶対、出したらすぐに片付ける。それも元あった場所に。と。

当たり前だけど、私にとっては難しくてたまりませんでした。


意識はしていても続かないもんですね。すぐにその辺に放り出してしまう。

ただ、彼もあまり片付けが得意ではないのでしょう。

人が片付けないのは気になって仕方ない。

それが良かったのか、私が片付けれなければ彼がやる、彼が片付けれなければ私とやる、というようにお互いがお互いを支え合う事で汚くなる部屋はそれほど汚くならないのです。

良い意味で炎色反応が起こっているんです。


とはいえ、自分でやることにこした事はないので、こまめに部屋を片付けれる女になります。


そして、もう一つ。

彼の胃袋を養える女になるということ。


片付けに続いて、私は料理が苦手なんです。

女性としてどうかと思いますが、とにかく苦手で…。


と言うのも、高校生まで料理をほとんどしたことなくて…。

18年間実家暮らしだった私は、ごはんが出来上がるのを待つ人でした。

「お母さん、ごはん、まだ〜?」と聞く割にはお手伝いをせず、お茶碗を並べるか、食器を洗うかぐらいで一番大事な料理を作るところにはほとんど触れず、18年間を過ごしてきてしまいました。


そのため、大学生になって、一人暮らしを始めた瞬間、体重が1ヶ月で10キロも減ってしまったんです。料理を作るぐらいなら食べるの止めよ、なんて思って日々暮らしてきてしまったからです。


カレーぐらいは作れますよ。

一様、言っておきます。


でも、今の彼と出会って変わり始めたのです。

彼…、料理が上手で…。

みんなの読んで良かった!