背中合わせの合鍵

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しかも◯万円!!。。。すごい値段でした。




桐リュウ坂口

「あんな高いやつ。。。すいません…」




こじ◯る似のキャスト

「いいの、いいの!!

君は絶対に出世するから、

そしたら倍にして返してね♪」




その後なんとなく食事までご馳走になり…

主任昇格おめでとうと。



おかげで1人で寂しく祝う事もなく、楽しい時間を過ごせました…。



夜桜がとても綺麗に見えた1日でした………。



次の日から早速そのネクタイをつけて仕事に。

彼女はたまにアイコンタクトで

“似合ってるよ”

みたいな視線を送ってきました。


その日以来、休みの日は彼女から食事を誘われて行くようになり、

自然の流れで付き合うようになりました…。



しかしまだ僕は主任に昇格したばかり。

社内恋愛がバレると、

降格処分に罰金を払わなければなりません。

僕はまだぺーぺーで、夜の世界の内情も解っていなかったので…

会社にバレないようにいつもビクビクしていました。

彼女は常にナンバー入りしている人気キャストでしたし、

何処で誰が見ているか解りません。


結局、家で会う様になってしまい…


最終的に僕の家で同棲するように。




1Kの狭いおんぼろアパート。

彼女の家は広くて綺麗だったので、

僕は恥ずかしくて嫌だったのですが、

気を使ってくれていたのか…

『狭い方がいつもそばにいれる』

そう言って優しく笑っていました…。



会社に内緒でドキドキしながら刺激がある付き合い。

営業中などは、彼女の指名客が来て、

イチャイチャしているのを見るのがとても嫌でした。



完全に嫉妬心です。



僕も主任となって、女の子をお客の席に案内する

“ラッキー”(または、付け回し)と言う仕事をしていたので、

常に店の女の子と絡むポジション。

酔って「桐リュウ主任〜〜」といっって、抱き着いて来る女の子もいました。



しかし…



彼女はそれを見てもヤキモチを妬かないんです。



営業終了後に、店長や女の子達と飲みに行って遅く帰って来ても。

何も文句も言わずにいつもの優しい笑顔。



仕事だから気にしないよと…。



僕の方はといえば、今日のあの指名客の席で

ちょっとくっつきすぎだったとか…

アフターには行くななど…

まあ恥ずかしいぐらい嫉妬をぶつけていました…。




そんな関係が続いていたある日、




僕が自分の接客を見て苦しむようならお店を辞める、

そう急に彼女が言ってきました。




こじ◯る似の彼女

「貯金もできたし、美容師1本で頑張りたいからいいの♪」



そう言ったその日にキャバクラを辞めました。



店側は、売り上げをかなり出している彼女をなんとか引き止めようとしてましたが…彼女は僕に聞こえる様に




こじ◯る似の彼女

「大好きな彼氏が居るんで。

その人が本当に好きなんで辞めます♪」



そう言ってやめていました。



嬉しさ9割でしたが…

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