親父がテレビ業界のディレクターだったので、そのブラックっぷりを伝承して反面教師にしていこうと思った件
現場全員焦る。
司会の愛川欽也も焦る。
とにかく全員焦る。
(というか話の流れで急に愛川欽也とか出してくる親父に俺も困る)
なんだと思ったら、どうやらサブコントルームで、テリー伊藤とスイッチャーが、ガチの殴り合いをしていたそうです。
カメラを切り替える人と、現場監督が殴り合いしてるわけですから、画面も真っ黒になります。
その後、スタジオは出入り禁止になったそうです…。
何しろ当時はそういった追い込みが激しく、殴る蹴るは日常茶飯事だったそう。
ただ、その時親父は言いました。
嗚呼…清々しいクズっぷり…!
多分ニュースで偉そうにテリー伊藤氏が話しても、今後俺何も響かない。
テリー伊藤という男
しかしこのテリー伊藤氏、とにかくハチャメチャで有名だったそうです。
親父は「何かを面白くする情熱はピカイチだった」とした上で(フォロー)、色々エピソードを語ってくれます。
とにかく言ったことがすぐ変わる、それがテリー伊藤の特徴!
会議をやっても没だらけで、何も進まないなんてよくあること。
当時、そっくりさんショーをやるために、身の回りにいるそっくりさんの写真をひたすら集めて会議をしてたことがあったそうな。会議の主は、テリー伊藤。当然似てねー似てねーの没だらけ。
そもそも、そんなにそっくりさんなんて世の中にいっぱいいるわけじゃない…!
なんてことを親父は思いながら、ついに撮影ぎりぎりまでそっくりさんは決まらず。
そこで一つ実験を試してみたそうです。
それは「没になった写真をもう一回見せてみる!」というもの。
そしたら、あれだけ没になった写真が、締め切り間近で
連発。
スタッフ全員「どの口が言うんだ…!」のツッコミを心の中でしたそうです。って親父は俺に言ってくるんですが、なんで他のスタッフの心の声聞けるんだよ…!というツッコミは父を愛する純粋な心から、胸にしまっておきました。
ちなみにスタッフの一人に、ミナミヨシタカという歌手に似ている人がいたそうで、
と断り続けたそう。
当然テリー伊藤氏はキレ、結局殴られて違う番組に配属になったそうな…。
とにかく髪の毛掴んで大暴れは日常の、凄い人だったそうです。
こんな上司嫌すぎる…wwwwwww
ちなみに、あまり似てない自称そっくりさんが出演する時はメイクやカメラアングルで誤魔化していたそうな。
一晩でやってくれました
テリー伊藤氏、大暴れどころか、気分屋っぷりもいかんなく発揮していたそう。
とある打ち合わせで、スタジオとロケ現場、2つに分かれて進行することが決まり、親父はロケ現場班になり、当日ロケ現場に行った所…
…なんとスタジオ担当のディレクター…どころが皆が黒い「上海」と書かれた大型バスにロケ現場にやってきたそう。
本番はスタジオとロケ現場…
昨日まではそう決まっていたのに…
なぜかみんなロケ現場にいるという事態…
親父は驚き「なんで!?」と問い尋ねたところ、昨日みんなが帰った後に、テリー伊藤氏の思いつきでオールロケ現場になったと!
…しかもいきなり黒いバスで行く…!ということになり、相模原の中古自動車屋にで大型バスを借りてきたと…。
一晩で。
デスノートのジェバンニはテレビ業界に居たのか…。
というかそもそも
・本番の前の日に急遽スタジオ収録をやめる
・本番の前の日に急遽「バス用意してこい!黒いの!」と指示
というやりとりがあった時点で、
テレビ業界ってスゲェなって思いました。
嫌なら見るな
暴力しかり、バスしかり、親父から聞く話がどれこもれも「今じゃそりゃーできねーわw」な話がてんこ盛りなのですが、現在と符合する話も。
とにかくこんな無茶な企画ばかりやってるものだから、クレームの電話もジャンジャン鳴ります。
当時は専門の電話スタッフなどおらず、担当ディレクターやADが対応していたそうですが、あまりにもクレームが多かった番組の時は局次長から、あまり相手にするなとおふれが出るそうです。
う、う〜ん…最近似たような話をどこかの芸能人が言ってたような気がする……。
今こんな対応したらネットで炎上ってレベルじゃないだろうなぁ…。
電波は国民の財産なんだけどな〜と思う次第。
イタズラ心の矛先は…
そんなお茶目(?)なテレビ時代ですが、スタッフと芸能人の間もガチンコ…!
昔、桂三枝のゲーム大会で、タレントが箱の中身を触って当てるという、まあよくあ〜るネタをやったそうな。
で、その時箱の中に入ってたのはなんと若かりしの島田紳助。
しかしお茶目なスタッフ(というか親父)は、それだけじゃつまらないからハムスターを入れたそう。
そしたら紳助の洋服の背中に入って、紳助はびっくりして飛び出し、
とマジギレで大暴れ!(そりゃそうだ)
しかしスタッフが大慌てで諭し、謝罪して、
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